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「外角」外国人打者たちの弱点

Posted October. 27, 2004 23:09,   

한국어

1球目外角、2球目外角、3球目も外角…。

現代(ヒョンデ)のブルムバと三星(サムスン)のロペズが打席に立てば、捕手たちはお尻をそっとホームプレートの右側の方に向ける。コースサインなど要らない。直球か、変化球かだけを決める。二人が打席に立つ瞬間、コースはすでに一つに決まっている。

ロペズが韓国シリーズ第4戦まで15回打席に立つ間、体の方へ来る球は一つもなかった。現代の投手たちは最初から最後まで外角で勝負する。ロペズは外角の球が苦手で、良い打球が出ない。

ロペズの打球方向が左に行ったのは、韓国シリーズ第1戦6回の左越本塁打が唯一だ。これも外角の球をかろうじて打った本塁打だ。

第4戦まで11打数1安打(打率0.091)2打点。斗山(トュサン)とのプレーオフ最優秀選手(MVP)のメンツが潰れてしまった。すでに「引退が確定的」という話も聞こえてくる。

ブルムバもアウトコースの球に苦戦中だ。第1、2戦でブルムバに2本の本塁打を許した三星の投手たちは、インコースはあきらめ、極端に外角だけで勝負している。ストライクゾーンの端に近い球は、打っても長打を許すリスクが小さい。ボールが宣言されてもあまり心配ない。

4番打者ブルムバは2回の大邱(テグ)遠征試合で、打点なしに8打数無安打三振4個の惨憺たる成績をおさめた。外角の球がストライクと宣言されれば、罪もない審判にだけ腹いせ。

ブルムバも今回のシリーズで、15打数2安打(打率0.133)に2本塁打2打点で振るわなかった。本塁打2個を除くと安打がない。

外国人打者たちが外角攻略に崩れてしまうのは、現在としては解決方法がない。打者がいきなり外角の球をよく打てるようになるのもあり得ない。投手の失投を望むだけだ。



金相洙 ssoo@donga.com