Go to contents

中2の金妍兒、ジュニアグGで準優勝 フィギュアスケート

中2の金妍兒、ジュニアグGで準優勝 フィギュアスケート

Posted December. 07, 2004 23:30,   

한국어

「銀板の妖精」金妍兒(キム・ヨンア、14、トジャン中学2年)は言葉も表情もなかった。

フィンランドのヘルシンキで行われた国際氷上連盟(ISU)ジュニアグランプリ・ファイナル大会で準優勝をし、帰国した7日、仁川(インチョン)国際空港でもそうだった。取材陣が今後どのような選手になりたいのか聞いても何も言わない。焦りが出た李チサン大韓氷上連盟行政部会長が「ミシェル・クァン(米国)のような選手になりたいと言って」と隣で促したほどだ。

この無口な少女の金妍兒が「韓国フィギュアスケートの歴史を塗り替えて」いる。韓国国内にはすでにライバルがなく、今年初めて出場したジュニアグランプリ大会2次と4次大会で1位と2位、ランキング8位で参加した今大会では2位をとった。

156cm、38kgのか弱い体をした金は苦労の末、ここまでたどり着いた。「二兎を追うことができず、学校はあきらめた」と母の朴ミヒ(45)氏が言うように氷上で暮らす。2年近く学校には試験時にだけ行く。友達とも連絡が切れ、4つ上の姉のエラちゃんは高校3年生で大学受験のため週末にしか会えない。唯一の趣味は最近始めたミニホムページの管理。

今大会を控えて金ヨンアはよく泣いた、母の朴氏は「欲張りだから技術が気に入らなければとても悔しがる」と語る。今大会では緊張したあまりに足が麻痺したりした。

生涯のライバルにも出会った。今大会ショートプログラムとフリースケート、総合成績で1位を独り占めした日本の浅田真央。 金妍兒とは初めての対決だった浅田はジャンプして3か2分の1回転をする「トリプル・アクセル」と3回転ジャンプを連続する「トリプル・ダブル」をした。 金妍兒はトリプル・ダブルはできるがまだ完璧ではない。それに二人は同じ歳でもある。

金妍兒は「しばらく休みたい」と言うが、来年2月28日からカナダのオンタリオで行われる世界ジュニア選手権大会が待っている。3位内の入賞が目標。韓国フィギュアの歴史を塗り替えている金妍兒 。今日に限って彼女が気の毒でならない。



金晟圭 kimsk@donga.com