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日ボーリングファン「チョン様」にぞっこん

日ボーリングファン「チョン様」にぞっこん

Posted December. 24, 2004 23:13,   

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日本を魅了したのは「ヨン様」だけではない。ボーリングファンの間では「チョン様」ブームが巻き起こっている。

プロボーラーのチョン・テファ(ハンドク建設、37)。彼は24日に発表された全日本プロボーリング・ポイント・ランキングで2550点と堂々たる1位を占めた。日本進出2年目となった昨年の賞金ランキング1位(605万8000円)に続き、名実共にトップの座に立ったのだ。

チョン・テファは今年、優勝は逃したものの、昨年まで3勝をあげ、大会を重ねる度に着実にポイントを上げてきた。特に、今月初め、ピョン・ヨンファンの優勝で終わった今季の決算大会である全日本選手権では、最終戦を残して8位に留まったが、290点をマークして一挙に日本人選手4人を追い抜いて4位でTVファイナルに進出し、3位、2位も次々と破ってチャンピオン決定戦に進み、ポイントランキング首位確保に成功した。2位の貞松保行とはわずか2ポイントの差。

チョン・テファが1年に10回程度日本大会出場のために試合場に現れると、数十人の女性ファンが集まってサインを頼み、追いかけ隊もついている。

彼の人気の背景には、実力以外にプラスアルファが働いた。昨年8月に行われたミックスダブルズ大会で優勝した時は、同じチームとしてダブルで出場した日本人女子選手を抱き上げてグルグルと回った。厳格であることで有名な日本ボーリング界がこの場面に動転したのはもちろん。日本では優勝すればハイファイブをするのがやっと。

ところが、女子選手とファンの間では「タフだ」、「カッコいい」など感嘆の声が殺到した。

チョン・テファはファイティングにうまい。ストライクが出れば拳を握り締める。精神力で勝負するボーリングの特性上、自らに催眠をかけて相手を圧倒するための行動だ。また、スプリットが出れば、悔しさを隠さない。一時は髪の毛も長く伸ばしていた。この姿がぺ・ヨンジュンさんを連想させたらしいというのが彼の弁。

日本での3年間の賞金収入が1億ウォンを突破している彼はまだ未婚だ。

「来年は今年2位に終わったアベレージランキング(217.79点)でも首位を占めてトリプル・クラウンを獲得したい。それから、本場の米国舞台に進出する」。

ボーリングのため結婚の時期を逃し、10年以上付き合っている恋人が今や友達のようになってしまったと話すチョン・テファの世界征服の途は始まったばかりだ。



張桓壽 zangpabo@donga.com