「韓国版レアル・マドリードを夢見る」
プロサッカー０４Ｋリーグチャンピオンの水原三星（スウォン・サムスン）は１２日、０２韓日Ｗ杯大会で「真空清掃機」で名声を上げた金南一（キム・ナムイル）を全南（チョンナム）ドラゴンズからトレードしてきた。「ゴールを入れる守備手」鉠秉局（チョ・ビョングク）と「トラブルメーカー」高宗秀（コ・ジョンス）を引き渡す２対１のビックディールをしたもの。
昨年初め、車範根（チャ・ボングン）監督を電撃的に迎え入れて注目を集めた水原三星は、０２Ｗ杯大会の太極戦士でオランダ・フェイエノールトで活躍していた宋鍾国（ソン・ジョングク）に次いで金南一まで獲得したことで、「韓国版レアル・マドリード」の陣容を整えるようになった。スペインリーグのレアル・マドリードは、フランスのジネディーヌ・ジダン、英国のデイビッド・ベッカム、ブラジルのロナウドなど、世界的な選手がプレーしているスター軍団。水原もレアル・マドリードのようにスター監督にスター選手を引き入れて、韓国を代表する世界的な名門チームを作るという計画を立てた。
０２年Ｗ杯大会４強神話の主役である金南一は、タフガイのような外貌にざっくばらんな言い方で大量のファンをグラウンドに呼び寄せるスタープレーヤーだ。守備的ＭＦとして攻撃力まで兼ね備えていて、水原の戦力強化に大きく役立つと期待されている。
水原は、「車監督らコーチングスタッフが金南一の獲得を強く望んだ。全南も国家代表守備の大黒柱である鉠秉局を活用して守備を強化し、麗水（ヨス）出身の高宗秀をフランチャイズスターとして育てることができるため、今回のトレードは『ウィン・ウィンの選択』だった」と話した。水原のアン・ギホン団長は、「サッカーファンに愛されるチームになるためには、チームの競技力を引き上げる必要がある。ファンのニーズを満たせるサッカーをやるためには、宋鍾国や金南一のようなスタープレーヤーが必ず必要だ」と話した。
一方、オランダ進出後２７ヵ月ぶりにＫリーグに復帰した宋鍾国は、同日の記者会見で、「水原は子供のときから一番プレーしてみたいチームだった。水原が世界的なチームに発展していくために貢献したい」と述べた。
梁鍾久 yjongk@donga.com
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