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(12)「Again!1983」 世界青少年選手権大会でのベスト4入りを再度実現できるか。

(12)「Again!1983」 世界青少年選手権大会でのベスト4入りを再度実現できるか。

Posted January. 27, 2005 22:54,   

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サッカーの韓国ジュニア(20歳以下)代表チームは、27日のカタール8カ国招請ジュニア大会の決勝戦で華やかなゴールパレードを披露し、日本を3—0で制して、新年初の優勝カップを手にした。昨年10月、アジアジュニア選手権大会に続いて2年連続で優勝を飾った。サッカーファンたちは今年6月にオランダで開幕する世界ジュニア選手権大会で、1983年のメキシコ大会の4強神話が22年ぶりに再燃するのではないかと興奮している。金ジョンブ、シン・ヨンホ、金ジョンゴンたちの「きら星」のようなスターが出揃い、歴代最強と呼ばれていた1983年の代表チームに比べても現代表チームの戦力が決して引けを取らないからだ。

現代表チームは22名の選手のうち9名が早くからプロに進出し豊富な実戦経験を積んでいたことから、かなり強いチームと対戦しても全然滅入らないのが長所だ。しかも、今回の代表チームは全戦力の100%ではない。主力ディフェンスの金珍圭(キム・ジンギュ、全南)が国家代表チームの米国転地訓練に呼び出されており、李康珍(イ・ガンジン、東京ヴェルディ)、チョ・ウォングァン(FCソショー)、オ・ジャンウン(FC東京)は所属チームのスケジュールの関係で、また主力GKのチャ・ギソク(ソウル体育高校)は負傷で合流できなかった。彼らがみな加われば、1983年に勝るとも劣らない「ドリームチーム」と呼んでも遜色がないほどだ。

1983年当時、チーム内最多ゴール(3ゴール)を記録したシン・ヨンホ湖南(ホナム)大学監督は、「当時の代表チームは組織力はもちろん機動力も良かったため、体力が上の欧州や南米チームに太刀打ちできた。現在の代表チームは当時の長所に加え体力と個人技まで備えているようだ」と評価した。シン監督はまた「個人に頼りすぎるのは禁物」と述べ、「一緒にやっていくプレー能力を育てれば、ベスト4も可能では」と話した。

当時、MFとして攻守をコントロールしていた金ジョンゴン女子ジュニア(17歳以下)代表チーム監督は、現代表チームの最大の長所として「確実なゴール決定力」を挙げた。金監督は、「当時と今はサッカー戦術が著しく違っていて直接的な比較は難しいが、攻撃陣のスピードが速くてゴールチャンスが多く、そのチャンスを逃がさないのが印象的だ」と語った。しかし、金監督は「適当なプレイメーカーが目立たず、守備陣の組織力を強化するのが急務」というアドバイスも忘れなかった。

新年初の実戦で優勝カップを勝ち取った朴成華(パク・ソンファ)監督は、朴主永への依存度が高すぎるという指摘に対して、「朴主永が多くの得点を挙げているから、そんな話が出るのも分かるが、プレーを見ればほかの選手と一緒に(得点を)達成している。若い選手たちが世界大会を控えて、欧州、アフリカのチームと戦って適応力を育てたことが最も大きな収穫だ」と評価した。

青少年代表チームは27日シリアへ移動して、シリアジュニア代表チームと二回の評価戦を行った後、スペイン入りし、アトレティコ・マドリード・ジュニアチーム、レアル・マドリードBチームを相手に連続の評価戦を臨むなど、4強神話の再燃に向け休みなく強行軍を続ける。



金尙浩 hyangsan@donga.com