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崔洪万のパワーか、ボンヤスキーのスピードか

崔洪万のパワーか、ボンヤスキーのスピードか

Posted November. 19, 2005 08:28,   

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「優勝への挑戦、夢ではない。」

韓国の伝統スポーツ、シルムの優勝者出身の「テクノ・ゴリアテ」崔洪万(チェ・ホンマン、25、218cm)が19日午後4時30分から、日本の東京ドームで行われる異種格闘技K−1ワールドグランプリベスト8トーナメントに出場する。

同日は、ベスト8から決勝まで全試合を行い、チャンピオンを決める決戦の日。崔洪万の初戦の相手は、03年と04年に連続でチャンピオンに輝いた「フライイング・ダッチマン」レミー・ボンヤスキー(29・193cm・オランダ)。

ムエタイをもとにして格闘技をおぼえたボンヤスキーは、すばやいフットワークの他、立った状態で相手の顔を攻撃するハイキックが必殺技だ。弾力あふれるフライングハイも、しばしば披露する。

しかし、崔洪万との身長差がおよそ25cmもあるボンヤスキーのハイキックとフライングハイは、どうにも的中しにくく、大きな打撃を与えるのは容易ではないはずだ。したがって、ボンヤスキーは初盤から、崔洪万のスピードが落ちるのを利用し、打っては離れる作戦で判定勝ちをねらうだろうというのが、K−1解説者のチョン・ウィジンさんの予想。あるいは、続けて下半身を攻撃するローキックを駆使し、軸を崩したうえで、崔洪万が上半身を下げるとき、ハイキックが来るかもしれない。

崔洪万の立場としては、スピードが劣るだけに、相手が攻撃する瞬間に反攻する作戦が予想される。ボンヤスキーは攻撃に強い方ではないので、崔洪万の攻撃に大きな打撃を受けるかもしれない。

崔洪万としては、すばやいボンヤスキーをどれほど効果的に封じこめつつ、彼のキックを封鎖するかに勝敗がかかっている。崔洪万は最近、キックに比べて劣る、ボクシング打撃技術の補強に集中してきた。

崔洪万がベスト4に進出すれば、レイ・セフォー(34・180cm・ニュージーランド)、セーム・シュルト(32・211cm・オランダ)戦の勝者と対決する。身体条件が似ているシュルトは、崔洪万には負担となる相手。決勝トーナメントに残った他の選手は、ジェロム・レ・バンナ(32・190cm・フランス)、ピーター・アーツ(35・192cm・オランダ)、武蔵(33・185cm・日本)、ルスラン・カラエフ(22・188cm・ロシア)だが、決勝で対決することになれば、崔洪万にじゅうぶん勝算のある選手たちだ。



bluesky@donga.com