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金寅植監督「米国戦は放棄も」 WBC・米国−メキシコ戦観戦

金寅植監督「米国戦は放棄も」 WBC・米国−メキシコ戦観戦

Posted March. 09, 2006 03:00,   

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●金寅植監督「米国戦はあきらめるかも…」

「米国戦は捨てる、残りの2試合にオールイン」。

アジア予選首位でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)本大会に上がった韓国野球代表の4強行きシナリオだ。

8日、米国アリゾナ州フェニックスのチェースフィールドで行われた米国とメキシコのB組予選初戦を観戦した金寅植(キム・インシク)監督は、「本大会で甘いチームはいない。米国より弱いチームに主力投手を集中的に投入する」と話した。米国戦はあきらめることもあり得るのかという質問に対しては、「それもあり得る」と答えた。

韓国は優勝候補である米国に負けてもA組2位の日本とB組2位が有力視されるメキシコ(またはカナダ)に勝てば夢の4強進出が可能になる。

●米国…球速153kmのピービ、リッジなど最強投手陣

メキシコ戦で判明した米国のマウンドは予想どおり強かった。米国は先発ピービ(サンディエゴ)をはじめ7人の投手が、大リーガーが多数含まれているメキシコ打線を4安打無失点で抑えた。投球総数はわずか87球。

特に13日、韓国戦の先発登板が有力なピービは23球だけで3回を投げ、1安打、3奪三振、無失点を記録した。金監督は「すでに153kmが出ていたよ。ボールの終速も速く、打ちにくいだろう」と評価した。リッジ(ヒューストン)など6人のブルペン投手は、まるで練習試合感覚で1回ずつを投げた。

米国は、4回のリー(カブス)と7回のジョンーズ(アトランタ)のソロ本塁打で2−0で勝った。

●メキシコ…マウンド攻略がカギ

米国にこそ負けたが、メキシコも安定した戦力をみせている。打線は封じられたものの、投手陣は2点しか与えなかった。

しかし金監督は「大リーガーが多いけど、勝負してもいいと思う。左手打者が主力のカンダよりメキシコがやりやすい。投手も抑えで出たコルテス(コロラド)を除いてはあまり威力的ではなかった」と感想を言った。

●韓国…今日カンザスシティと練習試合

韓国選手団は同日も休憩を取った。徐在応(ソ・ジェウン)、金炳賢(キム・ビョンヒョン)ら海外派たちは自主トレーをし、コーチングスタップと砲手のチン・ガブヨンらは米国−メキシコ戦を観戦した。

韓国は9日、カンザスシティと練習試合を行う予定。先発には朴賛浩(パク・チャンホ、サンディエゴ)が予告された。金監督は、「この日と11日のサンディエゴとの練習試合で、できるだけ多くの投手を試して見る考えだ」と話した。



uni@donga.com