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腕を伸ばせばリングに 金ヨンオ、大学バスケのスター誕生

腕を伸ばせばリングに 金ヨンオ、大学バスケのスター誕生

Posted November. 30, 2007 03:09,   

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かかとを上げてちょっとジャンプしただけなのに、軽くダンクシュートを決めてはリングにぶらさがる。

長い腕を伸ばしたら、高さ270cm程度のゴールネットに手先が触れた。

バスケットボールの新人、金ヨンオ(18)。

テギョンジョンサン高3年生で、来年3月、慶煕(キョンヒ)大に進学する予定の金ヨンオの身長は208cm。韓国プロバスケットボールの現役選手の中で最長身であるソ・ジャンフン(207cm)より高い。

チェ・ブヨン慶煕大監督は、「私が1985年、初めて采配を取ってからはもちろん、その以前にもうちのチームに彼みたいな選手はいなかった。チーム史上最長身だ」と喜んだ。

●体重増やすため夜中にもラーメン二つ、パン四つ

一般的に長身選手は体重のためスピードが落ちるという弱みを持っている。

しかし、金ヨンオはむしろ体重を増やさなければならない課題を抱えている。2ヵ月前、京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)の慶煕大宿舎で初めて運動を始めた時は88kgに過ぎなかった体重を、現在94kgにまで増やした。チェ監督が指示した目標体重は115kg。

そのため、金ヨンオは「夜間トレーニングが終わる午後11時にも、カップラーメン二つ、パン四つに、タンパク質補充剤まで摂った後、寝床に入る」と言った。

「アルゼンチン特急」金ミンス(205cm)が来年にプロ入りするだけに、チェ監督が金ヨンオにかける期待感はますます大きくなっている。

長身選手はバスケットボールを始めるのが遅くなりがちだが、金ヨンオは172cmだったソウル・トンサン小学校4年生の時から早くもコートと縁を結んで競技感覚が優れている。

高校時代には20個近くのリバウンドを記録し、1試合当たり平均15得点の攻撃力を誇示した。負けず嫌いであるうえ誠実さまで身につけている。

●根性に誠実さまで…最優良のホープ

屈強な体力が求められる大学バスケットボールに適応するため、金ヨンオはまず、がっちりした「ハードウェア」をつくるために努めている。高校時代に怪我をした膝のリハビリに励み、毎日夜遅くまでウエートトレーニングをして、筋力を養っているのだ。

「先輩たちと運動をしていたら、新しくバスケットボールを学ぶ感じだ。パワーを育て、攻撃能力を強化したい」

大学バスケットボール・デビュー戦は、来年4月に開催予定のMBC杯大会になりそうだ。

「外の世界を知りたいあまり、8ヵ月で母のお腹から出た」という金ヨンオは、「バスケットボール選手への道はまだまだ遠い。大学で最高になり、プロでは金ジュソン先輩みたいな立派な選手になるために頑張る」と意気込みを語った。



kjs0123@donga.com