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水泳の朴泰桓、練習非公式記録でハケットを抜く

水泳の朴泰桓、練習非公式記録でハケットを抜く

Posted August. 06, 2008 06:44,   

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「マリンボーイ」こと朴泰桓(パク・テファン、19、檀国大)がクロール400メートルで既にライバルのグラント・ハケット(28、豪州)の記録を越えていることがわかった。朴泰桓は4月、東亜(トンア)水泳大会で3分43秒59でアジア新記録を達成した後、4ヵ月も経たないうちに自分のベスト記録を破り、ハケットが樹立した今季世界1位の記録(3分43秒15)まで塗り替えた。

3日に北京入りした朴泰桓は、現地適応トレーニングを無難に消化している。10日に行われる400メートル決戦で韓国水泳史上初の金メダルへの夢も現実味を帯びつつある。

●もうハケットを抜いた!

韓国水泳の競泳代表チームをサポートしている体育科学研究院のソン・ホンソン博士は5日、「朴泰桓が(北京入りの前に)クロール400メートルのテストで既に自分のベスト記録を更新しただけでなく、ハケットの記録も更新していた」と話した。ただ、朴泰桓がどのぐらい記録を縮めたかについては明らかにしなかった。イアン・ソープ(豪州)が保有している世界最速記録(3分40秒08)にどれぐらい近づいたかも気になるところだ。しかし、ソン博士はこの部分については「極秘」だとして話さなかった。

朴泰桓は3日、北京での初トレーニングの後、「世界記録の更新に向けてベストを尽くしたい」と話している。最近の記録上昇に対する自信をうかがわせるところだ。

朴泰桓は他の挑戦種目であるクロール200メートルと1500メートルでも好記録を出している模様だ。「初ボタン」の400メートルで金メダルを勝ち取る場合、複数のメダルも狙えることになる。

●ハケットは急激な減量で「力」不足の状態

4日、朴泰桓とハケットは決戦の場である北京ウォーターキューブ水泳場で並んでトレーニングを行った。ハケットは昨年と違い、わき腹の肉が落ちてさらにがっちりした様子。しかしトレーニングの後、北京市内で会った水泳競泳代表チームのノ・ミンサン監督とソン博士の分析は違っていた。

ソン博士は、「ハケットが五輪を控えて急激に減量したように見える。見た目にはすらりとしているが、筋力は落ちているはずだ」と話した。柔軟性で勝負をかける朴泰桓と違い、力で勝負するハケットに「力」が落ちたという分析を出したわけだ。

一方、朴泰桓は2月末からスタートした「24週間の金メダルプロジェクト」ですでに体重を減らした後、その体重を維持し続けたため、「力」が足りない理由がないということ。ソン博士は、「肝心なのはスタートである」と話す。

●北京にも「朴泰桓トライアングル編隊」

朴泰桓の科学的なトレーニングを支援したソン博士は、競技場の「出入りカード」を受けられなかったものの、外郭でのサポートに乗り出す。随時にノ監督と連絡し合って顔を合わせ、朴泰桓のコンディションのアップに努めている。いわば、「朴泰桓—ノ・ミンサン—ソン・ホンソン」の「トライアングル編隊」が北京でも稼動している。ソン博士は、「競技場に立ち入れないのが残念だが、側面支援に最善を尽くしている」と話した。



hic@donga.com