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コートジボワールと評価試合、守備が勝負を分ける

コートジボワールと評価試合、守備が勝負を分ける

Posted March. 03, 2010 09:35,   

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再び欧州派が合流した精鋭メンバーが総出で出場する。ストライカーの朴主永(パク・ジュヨン=ASモナコ)が負傷で抜けたが、朴智星(パク・ジソン=マンチェスター・ユナイテッド)、李青龍(イ・チョンヨン=ボルトン)、奇成庸(キ・ソンヨン=セルティック)らが出揃う今試合で、韓国のW杯本大会での競争力を評価することができる。

●最強の攻撃陣と顔を合わせる不安な韓国守備

コートジボワールとの評価試合は、韓国の守備陣を正確に評価できるという点で意味が大きい。4人の選手が守備に当たる「フォーバッグ」が中心になっている韓国の守備陣は、昨年11月、欧州の強豪、デンマークやセルビアなどを迎えて善戦したものの、以降不安な姿を露呈してきた。2対4で敗北した1月のザンビアとの評価試合と、先月0対3で完敗を喫した中国との東アジア選手権大会以後、守備の不安感はエスカレートしている。本大会の相手のアルゼンチンとナイジェリアは、攻撃に重きが置かれているため、相対的に韓国の守備の組織力の問題がさらに浮き彫りになっている。

このような状況で対戦する国際サッカー連盟(FIFA)ランキング22位のコートジボワール(韓国49位)は、最近、韓国が相手したチームの中で一番手ごわい。特に、イングランド・プレミアリーグで絶頂のゴール感覚を誇るディディエ・イブ・ドログバ(チェルシー)が構える攻撃陣は、ブラジルも羨ましくないほど。ドログバの他に、サロモン・カルー(チェルシー)、アルナ・ディンダン(ポーツマス)、バカリ・コネ(マルセイユ)らゴールゲッターが勢ぞろいである。MFには、ディディエ・ゾコラ、エンドリ・ロマリック(以上、セビージャ)、ヤヤ・トゥーレ(バルセロナ)ら、ベテラン選手が攻撃を下支えする。

このような攻撃陣に韓国の守備陣がどのように対応するかが勝負のカギを握る。許丁茂(ホ・ジョンム)代表チーム監督は、ロンドン到着後、初トレーニングで守備陣だけ別に集めてアドバイスするなど、守備に重きを置いている。パク・ムンソンSBS解説委員は、「中央の守備手に出る趙容亨(チョ・ヨンヒョン、済州)と李正秀(イ・ジョンス、鹿島)の組み合わせがゴールキーパーをどのように守備するかと、MFらの守備への加担がどれほど行われるかがカギとなる」と話した。

●まだ決まっていない攻撃手の座は誰に?

攻撃のツートップを担う李東国(イ・ドングク、全北)と李根鎬(イ・グンホ、鹿島)の活躍ぶりも関心の的である。許監督に確実に目星をつけてもらった前方の攻撃手は、現在としては朴主永の一人だけ。体格とパワーの良い李東国と早いスピードが持ち味の李根鎬の中で誰が目立つ活躍をし、本大会で朴主永とコンビを作るか関心が集まっている。

1年8ヵ月ぶりに許監督に呼ばれて代表チームに加わった「W杯の男」安貞桓(アン・ジョンファン、大連実徳)の活躍ぶりも興味を引く。先月、チョン・ヘソンコーチが中国へ行ってチェックした安貞桓の調子は合格点に近かった。今度の試合で後半のジョーカーとして起用される可能性の高い安貞桓が全盛期の技量で終盤、攻撃手争いに火をつけられるかどうか注目されている。



niceshin@donga.com