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一段と成熟した演技、金妍児が「ジゼル」プチ公開

一段と成熟した演技、金妍児が「ジゼル」プチ公開

Posted March. 23, 2011 08:36,   

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●歌謡曲に合わせてスピンなど披露

黒色のジャンパーにチック柄のマフラーを巻いて現われた金妍児(キム・ヨナ)は、氷の上に立つや否や練習に入った。ショートプログラムの「ジゼル」の音楽の代わりに、国内の歌謡曲が流れる中で、郭鏜整(クァク・ミンジョン=軍浦スリ高)ら5人の選手と一緒にスケートリンクを滑りまわった。スピンやターン、スパイラルなどのテクニックを数回披露した金妍児は、ジャンプ直前の動作まで披露したが、ジャンプはしなかった。

氷質に完全に適応し切れていないらしく、演技の途中、壁に寄りかかって一度ふらついたりもしたが、すぐ普段と変わらない練習を続けた。15分間進められた練習を終えた後、「久しぶりに韓国に帰ってきて初練習をしたが、後輩らと一緒に練習できて嬉しい。ショートプログラムをちょっとお見せした」と話した。

●一段と成熟した演技

短い公開練習だったが、金妍児は昨年バンクーバー冬季五輪で金メダルを取った時と変わらない体調だった。専門家の意見も同じだった。練習の動画を見たイ・ジヒ国際スケート競技連盟審判とジェームズ・チョン韓国体育大学生活舞踊科教授は、金妍児に大きな期待を寄せていた。

イ審判は、「昨年とあまり違いが感じられない。ステップをする時、胴体や頭、腕が共に動きながらもっと自然に滑っているように見える。普通の選手はステップに気を使って胴体や頭、腕のバランスが崩れがちだが、金妍児は完璧にバランスを取っている」と話した。さらに、「感情表現も一層良くなった。昨年より成熟さが感じられ、自分の感情を適切に表現しているところが目を引く」とし、「負担がないためか、練習を楽しむ姿が見る人を楽しませる」と付け加えた。

同日、練習を始めたばかりだったので披露しなかったジャンプについては、「ジャンプを見ていないのでよく分からないが、ジャンプを昨年並みに維持しているかどうかがカギを握っている。ジャンプ以外の動作は良く維持し、さらに進化している面も多い」と話した。

イ氏は、4、5月に行われる世界フィギュア選手権大会について慎重な見方を示した。イ氏は、「今季は目立つ選手がいないだけに、金妍児が昨年同様の調子を維持することができれば、優勝を期待してもよさそうだ」と話した。

普段、金妍児の演技を関心を持って見守り、金妍児にジゼルの振り付けを教えたカナダの舞踊家と近いチョン教授も金妍児の演技を褒め称えた。



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