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[社説]国会、党派を超えた北核対策を提示すべきだ

[社説]国会、党派を超えた北核対策を提示すべきだ

Posted February. 14, 2005 22:33,   

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北朝鮮の核兵器保有と6者協議不参加宣言は、国全体が総体的に対応しなければならない重大な懸案である。米国の顔色だけを見ているのんきな状況ではない。北朝鮮核問題が、南北関係と米朝関係を含め、韓半島の将来を握る重要な変数として登場したにもかかわらず、韓国が何の対策も打ち出すことができないなら、それこそ国家的不幸である。

北朝鮮核問題は、国会にも「足元の火」である。国政の一軸を担う国会は、当然解決策を提示しなければならない。昨日の国会対政府質問で、多くの議員が北朝鮮核問題を集中的に取り上げた。与党ヨルリン・ウリ党と政府は、政府与党間協議を開いた。国会が事案の性急性を認識しているという信号ではあるが、結論のない質疑応答と意見交換レベルの協議では不十分だ。

国会は、国家的な悩みを解決する能力があるということを、有権者に具体的に示さなければならない。北朝鮮核問題のような重大な挑戦に対抗して、声を一つにすることができなければ、国民が国会に何を期待できようか。国会が中心になってこそ、北朝鮮の無謀な選択の抑制に役立ち、万が一、米国が韓国の意志に反する政策を推進しようとした場合、歯止めをかけることができる力が生じるのだ。

国会は、与野党をひとつにする大きな視野で、事態を把握しなければならない。核問題を政争や党利党略の実現の機会に活用しようとする接近は禁物だ。他の政党の態度を非難したり、長官の辞任を主張して、混乱を加重させることは、問題解決に役立たない。党の路線や政府との関係に縛られ、所信を曲げる卑怯な議員もあってはならない。

ハンナラ党が、議員全員の名前で北朝鮮の核放棄を求め、政府の非常対策づくりを求める決議文を採択した。日本の国会も昨日、北朝鮮核問題を集中的に審議した。少なくとも国会レベルの決議案を作らなければならない。政府が苦悩に陥って決断を下すことができない時、国論を結集して解法を提示する責任は、国会にある。政党別に分かれ騒いでばかりいてはいけない。党派を超え、核問題への対策を打ち立てて、国民の前に提示しなければならない。