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[写真説明」「使い物になる大統領」を国民が選ぶべきだ

[写真説明」「使い物になる大統領」を国民が選ぶべきだ

Posted February. 17, 2007 07:26,   

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明日は民族の最大の祝日である旧正月だ。北朝鮮では昨日の金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日と旧正月と続く5日間の連休を迎え、平壤(ピョンヤン)がお祭り騒ぎだという。

しかし、核の脅威を利用して手にした「戦利品」は、絶対多数を占める住民の生活に果たしてどれだけ役に立つだろうか。

私たちも旧正月を旧正月らしく過ごしたのがいつだったのか分からないほどだ。生活ぶりはなかなかよくならないし、庶民であるほど厳しさは増すばかりだ。大統領は昨年旧正月、国民に向けて、「物価や不動産を安定的に管理し、いい働き口も多く創出する」と約束した。しかし、やる気もあり、能力もあるが、就職の道が途絶え、求職を断念したという男性が6年ぶりに最多を記録し、個人破産申請者も一昨年の3万8773人から、昨年は12万2608人で3倍以上も増えた。

家族全員が働かない「無職世帯」が7世帯のうち1世帯の割合だ。住宅価格や土地価格は類を見ないほど急騰し、我が家のない庶民たちにとって「マイ・ホームの夢」はさらに遠ざかっただけだ。昨日、大統領は、「今年の国民所得は2万ドルの時代に差し掛かり、経済は1ランクさらに跳躍するだろう」という国民向けの旧正月のメッセージを送った。

さらに、「政府の力量」はさておき、「国民の力量を信じる」とも語った。もっとも政府の力量を信じる国民が果たしてどれだけいるだろうか。

大統領の言葉どおり我々も「国民の力量」を信じたくなる。とりわけ今年は、「いい大統領、使い物になる大統領」を選べる有権者の力量が切実に求められている。選択や責任は、国民の役目だ。

それこそが主権在民だ。厳しい暮らしを改善し、使い物になる政治を作りあげる責任も国民にある。

だが、「使い物になる馬鹿たち」だけは警戒しなければならない。過去の歴史をみると、レーニンは、米国をはじめとする西欧政局の左派を指して、「我がソ連の立場から見れば、『使い物になる馬鹿たち』の役割をするだろう」と語った。韓国の盲目的な北朝鮮寄りの左派は、北朝鮮の金正日集団にとっては『使い物になる馬鹿たち』ではなかろうか。金総書記は彼ら「使い物になる馬鹿たち」が今回の大統領選挙で披露する役割に期待をかけているだろう。