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[オピニオン]韓国系恋人

Posted August. 02, 2004 22:18,   

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1990年代、米国の上流社会では東洋系恋人ブームが起きた。和食の「寿司」と中華の「麺類」を箸を使いながら食べるのがインテリの象徴のように思えた時代だった。「」レザボア・ドッグス』や『パルプフィクション』など問題作を発表して一躍米映画界の「嘱望される悪童」として登場したクエンティン・タランティノ監督も、韓国系女性コメディアン、マーガレット・ジョーと付き合っていた。このブームは大学キャンパスにも吹いて、名門大の白人男子学生たちが競って東洋系女子留学生たちにちょっかいを出した。

◆最も象徴的な事件は、ニューヨーカーたちから愛される監督兼俳優ウディ・アレンが、事実上婚姻関係だった女優のミア・ファローを捨てて、35歳年下の韓国系入養児であるスン・イー・プレビンと同棲し始めたこと。ファローは指揮者のアンドレ・プレビンと一緒だった時、当時7歳のスン・イーを韓国から入養した。結果的に養女と愛に落ちたことになったアレンは、激しく非難され、知的なコメディー映画で有名な彼が、平凡な韓国女性と愛に落ちた理由に対してもあれこれと取り沙汰された。

◆ハリウッドの黒人アクション・スターであるウェズリー・スナイプスも1990年代後半、11歳年下の韓国人留学生、朴ナギョン氏に出会い、息子と娘をつくり、昨年3月には結婚式をあげた。スナイプスは昨年夏、自家用飛行機で韓国人妻の実家にも来たことがある。最近は、『ザ・ロック』、『リービング・ラスベガス』などて韓国ファンにもよく知られたニコラス・ケージが、レストランのウェートレスで働いていた20歳年下の韓国系移民、アリス金と結婚して話題となった。2回の離婚歴があるケージは、ロサンゼルス韓人タウンのあるクラブで彼女に会ったとたん一目惚れしたという。

◆「ワン・ナイト・ラブ」に関しては百戦錬磨であるはずのハリウッドやニューヨークの男性トップスターたちが、年下の韓国系女性と相次いで家庭を作る理由は何なのか。スターの妻になった韓国系3人の女性は平凡な容貌であるうえ、お金持ちでもなく、特別な才があるのでもない。トップスターたちが心から求めるのは平凡さと純純さ、男性に対する献身、家庭の安息みたいなものだったようだ。「韓国のスター壻」たちが韓国系妻の胸で長い間安息することを願いながら、韓国男性の魅力がハリウッド女優たちを捕らえるようになる日も期待してみる。

呉明哲(オ・ミョンチョル)論説委員 oscar@donga.com