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「オピニオン」建設交通省長官発の投機ブーム

「オピニオン」建設交通省長官発の投機ブーム

Posted January. 29, 2007 04:43,   

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新都市予定地を当てる2次クイズ。李庸燮(イ・ヨンソプ)建設交通部長官がヒントをあげる(12日)。「バブルセブン地域に代われるところ」。物足りないと思ったのか、補足説明をつける。「ソウル江南(カンナム)地域を代替できる距離でなければなりません」。その間、京畿道龍仁市慕賢面(キョンギド・ヨンインシ・モヒョンミョン)、光州市五浦面(クァンジュシ・オポミョン)に巨額の資金が押し寄せた。2ヵ月あまりで住宅価格が20〜30%暴騰し、売り物は姿を消した。李長官がまさかここまでは言わないだろう。「正解者の中で10万名を推薦して、国庫で大きい賞金を分けてあげます。6月の正解発表前に新都市ロットに是非ご参加ください」。

◆昨年10月末、「1次クイズ」の時、秋秉直(チュ・ビョンジク)前建交部長官の暗示は短めだった。「盆唐(ブンダン)級」。秋氏は、省庁間の合意の前にヒントを投げかけて、首都圏投機を拡散させたせいで、韓明淑(ハン・ミョンスク)首相から叱られ、ミスが重なったため、長官の座から退かざるを得なかった。最近、内閣の綱紀粛清に乗り出したという韓首相が李長官には何と言うだろうか。前例に従って交替するだろうか、でなければ「長官の口」が引き起こした不動産バブルの程度によって処罰を異にするだろうか。

◆二人の長官の舌禍は無知に対する罰だ。市場の流れ、お金の生理、人間の利己心について理解も認定もしなかったため、お金と市場から後頭部を打たれたわけだからだ。不動産の供給拡大は、投資の需用を抑えることもできるが、浮動資金の格好の獲物にもなりかねない。現政権は、「江南アジュンマ(結婚している女性)部隊との戦争」と見下したが、アジュンマらの心理と計算に追い付けない政策は百戦百敗だった。

◆不動産は盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が唯一、認めた「引けを取る」分野だ。ところで、先週の記者会見では不動産政策の失敗を「不動産マスコミ」と野党も足りなくて、「あまりにも早く住宅を購入した国民」のせいにまでした。「大統領のせい」と認めなかったのが、投機をさらに煽り立てた主務長官の連打席失敗を念頭に置いたためだろうか。それもそうなのがこの政権の不動産政策は基本から間違っていたので、長官級のミスは埋もれることもできるだろう。大統領が長官福がないことなのか、国民が官福がないことなのか…。

洪権憙(ホン・グォンヒ)論説委員 konihong@donga.com