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[オピニオン] 平壌遠征出産で炎上

Posted March. 21, 2012 13:24,   

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「05年、平壌(ピョンヤン)産院で10月10日に合わせて帝王切開で娘を出産!・・・ファン・ソン候補は、北朝鮮遠征出産の理由を明らかにせよ!」。「国民の考え」の田麗玉(チョン・ヨオク)報道官の発言が、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)空間に火をつけた。統合進歩党比例代表のファン・ソン候補が7年前、出産が迫った時期に、無理に訪朝を強行したのは「遠征出産」だと、19日にツイッターにつぶやいたからだ。SNS空間には、「ファン・ソンが産んだ子どもは平壌の市民権を取得したのか」、「幼い娘まで理念で染めるのか」といった非難が溢れた。

◆ファン候補は98年、徳成(トクソン)女子大学在学中、平壌で開かれた8・15統一大祝典に韓国大学総学生会連合(韓総連)代表として訪朝し、収監された。夫は韓総連幹部(当時)で、ファン氏を北朝鮮に送ったユン・キジン氏(祖国統一汎民族青年学生連合南側本部議長)だ。05年、朝鮮労働党創党60周年記念日の10月10日午後10時に帝王切開で産まれた次女の名前は「キョレ」だ。当時、東亜(トンア)日報は、「出産予定日が17日だったファン氏は2日間の日程は無理ではないと考えて平壌を訪問し、同日午後8時からアリラン公演を観覧していたが、突然陣痛が始まり、救急車で平壌産院に搬送された」と報じた。

◆「北朝鮮遠征出産は米国遠征出産よりも反国家的だ」という田報道官の攻撃に、ファン候補は「病院で調べてみろ」とツイッターで一蹴した。日時と時間まで合わせた意図的な帝王切開出産ではないという意味だろう。ファン候補は以前、インタビューで、「気楽に観光に行き、平壌で思いもよらずキョレを授かった。出産予定日まで1週間ほどあったので、産まれるとは考えていなかった」とし、「2番目の子には特別な故郷ができた」と話した。ファン候補は、小学生になった子どものことが度々話題になることが快くないようだ。

◆「本当に産婦人科を心配する医師の会」のチェ・アンナ医師は、「産婦がそちらで子どもを産みたいとか、産んでもいいと言わない限り、主治医は出産が迫った産婦の旅行を許可しないだろう」と述べた。38週以上の胎児は、たとえ陣痛がなくても帝王切開で出産が可能だ。ファン候補のブログには、昨年、金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去した時、平壌で産まれた娘が「平壌に参拝しに行かないの」と聞いてきたと書き込んでいた。

金順徳(キム・スンドク)論説委員 yuri@donga.com