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目の「試練の季節」

Posted April. 01, 2002 10:02,   

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主犯は黄砂と花粉。とりわけ中国からの「招かざる客」黄砂は、各種重金属成分と誇りが混ざっており、目の健康を脅かしている。気象庁によると、今年の黄砂は例年よりも頻繁に、多量に発生する見通しだ。

4〜5月にピークを迎える花粉は、各種アレルギー性眼疾を引き起こす。また、春の日照りで乾燥した天気が続いており、眼球乾燥症(ドライアイ)の人は、目の健康に格別注意を払うべきだ。

春に多くみられる代表的な眼の病気としては、刺激性およびアレルギー性結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍などがある。

このうち、刺激性結膜炎と角膜炎を引き起こす要因が黄砂である。黄砂に混ざっている鉄、けい素、銅、鉛、カドミウム、アルミニウムなど、重金属と大気中の汚染物質が目の中に入ると、眼の痛みや異物感が感じられる。手でこすると角膜に傷ができ、傷口を通して細菌に感染して角膜炎などを引き起こす。

また春には、白樺、はんの木、クヌギなどから発生する花粉がアレルギー性の眼病を引き起こす。

症状は、かゆみのほかにくしゃみと涙が多く、目が腫れるのが特徴。

気温が暖かくなり外出が増えるにつれ、化粧品の使用による化学性結膜炎も増えてくる。化粧品の成分が目の中に入って、角膜を刺激するもの。

日差しが強くなるにつれ、昼間に物体がよく見えないなど、昼盲の症状を訴える白内障患者も多い。自家判断で、抗ヒスタミン剤を服用する人が多いが、抗ヒスタミン剤は眠気をともなう性質があるため、専門医に診てもらうのが安全。

最良の方法は、外出をできるだけ控えるようにして、目の病気を引き起こす原因物質を遠ざけることだ。外出をする際も、帽子やサングラスなどで目を守り、常に手を清潔にすること。かゆいとか痛いからと、目をこするのは絶対に禁物。食塩水やぬるま湯で、目を洗った方がよい。

日ごろコンタクトレンズを使っている人は、黄砂と花粉が多い春に限って、眼鏡を使った方がよい。黄砂に混ざっている重金属と埃は、コンタクトの表面に付着して結膜と角膜を刺激し、結膜炎を引き起こしたり、角膜の傷を引起こしかねない。また、黄砂はレンズの乾燥と異物感を悪化させ、眼の乾燥によりコンタクトの着用も難しくなる。

眼球乾燥症の人は、頻繁にまばたきをして涙が流れやすくする一方、人工的な涙を使用する。涙は、細菌を殺して老廃物を取除く機能があるが、眼球乾燥症が悪化するとこうした機能がなくなり、目の病気にかかる危険性も高くなるからだ。加湿器を使って、室内の湿度を適切に維持するのも大いに役立つ。

黄砂と花粉の「意地悪」のために、ラシック手術を受けてもいいものかと、気にしている人が多い。さして大きな支障はないものの、手術を前後して細心な注意が必要だ。手術の前には、洋服に付いている微細な粉塵や花粉などをよく落とすようにして、術後には眼球乾燥症の恐れがあるため、随時人工涙を入れるようにする。

(アドバイス〓カトリック医科大学 江南聖母病院眼科 キム・マンス教授、チョンダムバルグンセサン眼科 イ・ジョンホ院長)



車志完 maruduk@donga.com