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アニメーション「ワンダフル・デイズ」、日本に輸出

アニメーション「ワンダフル・デイズ」、日本に輸出

Posted May. 20, 2001 19:13,   

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「出来の良い1本のアニメーションが映画10本よりマシだ」。

少し誇張された表現かも知れないが、最近、国内の会社が制作中のアニメーション「ワンダフル・デイズ」が、その可能性を示している。

「ワンダフル・デイズ」 を制作中である(株)ヤンチョルジプは、最近、日本のアットマーク(At Mark)社とミニマム・ギャランティー(最低保証使用料)250万ドル(約32億ウォン)と50%のランニング・ギャランティを受ける条件で日本国内の版権契約を結んだ。

これは、映画「共同警備区域(JSA)」の、ミニマム・ギャランティ200万ドル、収益配分50対50の条件で結ばれた日本での契約よりも有利な条件だ。

アットマーク社は今年2月、日本のジャスダックに上場されたプライムグループの子会社で、「ワンダフル・デイズ」の映画館上映、ビデオ、DVDの販売等を通じて5000万ドルの売上げを期待している。

来年1月、国内で封切る予定の「ワンダフル・デイズ」は、2Dと3D、そして模型など3種類を混ぜて作った独特な制作方式で注目を浴びている。つまり、背景と建物は模型を制作して撮り、登場人物は2D、オートバイ・兵器・飛行機などの小道具は3Dで処理して、独特な映像を醸し出す。

キム・ムンセン監督は、「人物の動きや表情は2D処理し、3Dは効果的な描写が可能な小道具に使った」と言い、「背景と建物は、立体感を出すため、いちいち模型を作って撮ったので、既存のアニメーションとは違った新しい質感のアニメーションに出会える」と述べた。

環境汚染が激しい22世紀、捨てられた島「ミル」で生きていく一人の青年を主人公に、愛と戦争を描いた「ワンダフル・デイズ」は、制作費が1000万ドル(約130億ウォン)の大作。

この作品を企画したプロデューサー、ファン・ギョンソンさんは、「最近、カンヌ映画祭でヨーロッパ地域の配給会社を対象に試写会を開催したし、今年6月にはアメリカ市場のメジャー級の配給会社を相手にした試写会を準備している」と言い、「順調にことが進められれば、日本とより有利な条件で版権の契約が出来しそうだ」と語った。



徐廷輔 suhchoi@donga.com