Go to contents

チョン・ヒョンがドキュメンタリーPDを演じる 映画「スーパーマンだった男」

チョン・ヒョンがドキュメンタリーPDを演じる 映画「スーパーマンだった男」

Posted January. 22, 2008 07:17,   

한국어

「自分には俳優として余裕があります。俳優として生きていくということ、俳優として年を取っていくことに余裕があるし、これからも見せられるものものが沢山あると思っています。ゆっくり、もっと頑張って、たくさん見せられれば良いと思うからです」

映画『スーパーマンだった男』(31日封切り)が初公開された21日、チョン・ジヒョン(写真)は案外のびやかに見えた。『マラソン』のチョン・ユンチョル監督が演出し、男優の中で現在トップを走っているファン・ジョンミンが出演したが、人々の関心はひたすらチョン・ジヒョンに集まる状況の中でだ。

トップ・スターだが、いつも『猟奇的な彼女』でのイメージ、または「CMクイーン」の束縛から脱せずにいたチョン・ジヒョン。最近、日本アニメを実写で作った香港、日本、フランスの合作映画『ブラッド ザ ラスト ヴァンパイア』の撮影を終え、世界市場に進出する準備を終えたチョン・ジヒョンは、同映画が先に公開されたため、2年ぶりに韓国の観客から評価を受けることになった。

そのためか、『スーパーマンだった男』の広報戦略も、「今度は女優としてのチョン・ジヒョンを見せる」に集中した。チョン・ジヒョンが前髪を切ったとか、ドキュメンタリー制作PDを演技するため化粧気のない顔で奮闘し、「健康第一主義者」である彼女が禁煙草と低タール・タバコでヘビー・スモーカーを演じるためたいへんだったなどのニュースが連日、話の種になった。

最初は、「ジョンミン先輩だけ信じて行けば良い」と思ったチョン・ジヒョンにとって今回の役は、今までこなした役の中で一番難しかったという。「これまで映画をし、演技をしてきながら、簡単なシーンだと思ったシーンが、むしろソン・スジョンPDを演じながらとても難しく感じられました。ただ笑うだけのシーンだったのに、そんな時も演技するのがとてもたいへんでした」。

映画の中でチョン・ジヒョンの姿は確実に以前とは違っていた。CMスター、チョン・ジヒョンでなく、生活人ソン・スジョンの姿が見えた。

「私は、人と人が会うのも運命であるように、俳優と映画が会うのも運命だと思います。もちろんファン・ジョンミンさんとチョン・ユンチョル監督と映画をするようになったのは運もあったはずですが、運命だと受け入れたいです。久しぶりに韓国映画をすることにプレッシャーもありましたけど、今は淡々としていれるのは映画に対する期待があまりにも大きいのと、すごく自信があるからです」

映画は、世の中を変えるのはスーパーマンだけでなく誰にもできることだ、皆がスーパーマンになれると言っている。チョン・ジヒョンの考えも同じだ。

「数日前、友達と一緒に道を歩いている時、友達がいつも同じ場所でガムを売っているお婆さんにお金をあげるのをうっかりしたと言って、財布を取りに家に帰ったことがありました。この映画を撮ったせいかも知れませんが、私の友達みたいな人がスーパーマンだなと思いました。私にできる小さなことからまず始めたいです。スーパーマンとは、誰にもできない難しいことをする人だと思いがちですが、映画を見たらスーパーマンの定義が変わるでしょう」



yourcat@donga.com