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金大統領、日本に正しい歴史認識促す

Posted March. 01, 2001 18:37,   

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韓国の金大中(キム・デジュン)大統領は1日、「日本が正しい歴史認識を持ち、近隣諸国との未来指向的な友好協力関係をさらに発展させるために努力を尽くすよう、期待する」と語った。

金大統領はこの日の午前、世宗(セジョン)文化会館で開かれた第82周年3・1節(独立運動記念日)の記念式の演説で「98年10月、日本訪問の際、韓日の両国は過去の歴史問題を乗り越え、今後も未来志向的な関係を築いていくことで合意した」と明らかにした。

金大統領によるこうした言及は、このほど持ち上がっている日本歴史教科書の歪曲問題について、日本側に対して迂回的に遺憾の意を表したものであり、迅速な是正を促したものであると解析されることから、日本側の対応が注目されている。

なお、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する政策については、「まだ未完全ながら、北朝鮮は変わりつつある」とし、「韓国は改革と開放に向けて努力する北朝鮮の変化を積極的に支援すべき」と付け加えた。

さらに金大統領は「今年は、朝鮮半島の冷戦構造を解体し、平和を構築するための転機を迎えなければならない」とし、「これに向けて米国との協力を強化し、韓米日の3国の共助をより緊密に維持し、中国とロシアとの友好関係を確固たるものにしていく方針だ」と強調した。