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日本政府、教科書改訂内容を4月初公開へ

Posted March. 02, 2001 17:50,   

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日本の文部科学省は、韓国と中国から反発にさらされている右翼性を帯びた教科書を含め、全ての教科書の改訂内容を例年より早い4月初めに公開することにした、と明らかにした。町村信孝文部科学相は2日、『新しい歴史教科書をつくる会』が執筆した中学校の歴史教科書について、「多くの面で改訂されたと聞いている。情報公開の立場から合格したかどうかが通知され次第、その内容を公開する」と述べた。

文部科学省はこれまでの教科書の検定通過の結果は3月中に発表し、その内容は教科書展示会が開かれる6、7月ごろまで公開しなかった。文部科学省のこのような方針は、問題の教科書が改訂過程を経て、かなり多くの部分が改訂されている点を公開することから、韓国や中国の反発を収めようとする意志と見受けられる。

一方、読売新聞や産経新聞は2日の社説を通じて、歴史教科書の検定に対する韓国と中国の反発を内政干渉だと主張した。読売新聞は、「教科書の内容が流出したのは、外圧を利用しようとする日本国内の一部マスコミのお決まりのパターンであり、その代表的な例として、特定のマスコミが戦争の際、勤労で動員された女子挺身隊を強制的な『慰安婦狩り』制度だったとするなど、歴史をねつ造した」と主張した。産経新聞の社説によると「日本の外務省が教科書検定通過問題に対する韓国と中国の反発について『内政干渉には当らない』と言ったのは納得できない」とし、「教科書の検定が外圧によって左右されてはならない」と主張した。



沈揆先(シム・ギュソ¥ン)記者 ksshim@donga.com