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女子高で人質劇起こした20代、6時間半ぶりに逮捕

女子高で人質劇起こした20代、6時間半ぶりに逮捕

Posted March. 18, 2001 21:10,   

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授業中であった女子高校の教室に乱入し、女子教師と女子高校生など5人を相手に人質劇を起こした20代が、警察特攻隊によって6時間半ぶりに逮捕された。人質に取られていた女子教師と女子高校生は無事だったが、この事件により、学校の防犯対策が至急であることが明るみに出た。

▽事件の発生

17日午前10時5分頃、授業中であった忠清北(チュンチョンブック)道忠州(チュンジュ)の蘂城(イェソン)女子高校3年5組の教室(3階)に、ジ・スンホ(25、忠州市オンジョン面モッケ里)氏が凶器2つを所持した乱入、教卓に凶器を差し込んだ後、「授業は終わった」と叫びながら暴れだした。

ジ氏は、彼の身なりを怪しく思って後を付けて来た李栄洙(イ・ヨンす、50)教務部長に凶器を突きつける間、学生36人が後門を通じて教室を逃げ出すのを目の当たりにしては、逃げ遅れた李承禧(イ・スンヒ、35、女)教師と学生4人など5人を人質に取った。

学校側は間もなく警察に申告する一方、教室を逃げ出した後にも衝撃から抜け出せないでいた学生らを病院に運んだ後、残りの学生は帰宅させた。

▽逮捕作戦

10分後、警察が学校に着いた。警察は前義務警察を含め60人を廊下に配置して機会を狙ったものの、ジ氏が人質を窓際に追い込んだ後、凶器を手に持っていたため、進入は思いも寄らなかった。

警察はジ氏の父親や妹、友だちなどを連れてきて対話を試みたが、失敗してしまった。

警察は忠清南道警察庁所属の警察特攻隊5人が到着してからは、対話をしながらジ氏を油断させた後、午後4時5分頃閃光(スタント弾)弾を発して窓ガラスを割って進入、7秒ぶりに犯人を逮捕して人質を救出した。

▽犯行動機

ジ氏は警察で、「日頃から知り合いのチョウ某氏に車を賦払いで買ってあげると言われ、苦労して稼いだ現金500万ウォンと印鑑証明などの書類を手渡していたが、その後姿をくらましてしまい、1年に渡り彼を捜し続けた」とし、「人質劇を起こして彼を呼び寄せようとした」と話した。警察は18日、ジ氏を暴力行為などの処罰に関する法律違反の疑いで逮捕状を申請した。



池明勳(ジ・ミョンフン)記者 mhjee@donga.com