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政府の日本教科書修正前面戦

Posted April. 13, 2001 13:39,   

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政府が12日(木)ついに日本教科書歪曲問題に対する「前面戦」を宣告した。「教科書問題は教科書問題だけで扱う」としていた当初の方針を撤回し、「可能な外交カードを全て考慮する」と総力をあげた対処方針を表明した。

政府当局者は「教科書歪曲問題は何回も再発するたちの悪い腰痛と同じだ。友達(日本)の病気が治るまであらゆる処方を総動員し、対応していく」と話した。

しかしこの当局者は「我々の目標は歪曲した内容の修正であるだけに、日本内の多数の良識ある勢力まで敵に回す必要はない」と付け加え、教科書歪曲を主導した右翼が主な敵であることを再確認した。

▽前面戦宣告の背景

キム・デジュン(金大中)大統領が11日韓日経済協会の日本側会長団を接見した場で教科書問題に対する遺憾を表明したのが直接のきっかけになったとみえる。12日開かれた「日本教科書歪曲問題対策班」の初の会議では「キム大統領が自ら関与するに至った責任を痛感しよう」という自省論が提起されたと参加者の一人が伝えてくれた。

政府の生ぬるい対応を批判する国内世論がこれ以上悪化することを放っておくわけにはいかないという判断も作用した。ある政府高官は「これまで実質的な効果がないという理由で対応カードを排除してきたため、国民に消極的な印象を与えたのが事実だ。これからは象徴的な意味からも多様なカードを駆使する」と述べた。

▽どんなカードを使うのか

政府は再修正要求を日本が拒否したり誠意のない反応を示す場合、対応の強度を次第に強めていく計画だ。政府は持続的な再修正要求や右翼教科書を採択させない方案などを講じながら国際舞台で「日本恥じかかせ」に力を注ぐとみえる。

政府関係者は「歴史を歪曲する国は国際社会のリーダーになれない。この問題が日本に相当な外交的負担として作用するよう多様な国際舞台で批判の声を高めていく」としている。

政府はこのため、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)や中国とも共同で対応していくことを示唆した。日本教科書歪曲問題を根本から是正するためには外交的損失をも甘受する最後のカードまで考慮するというのだ。

しかし政府のこうした前面的な対応が日本にどれだけの打撃を与えられるかは依然として未知数だ。日本は世界で最も多い無償援助を行っており、国連でも相当な影響力を持っているので、韓国政府の攻撃で「致命傷」を負う可能性は高くないというのが政府の悩みだ。



夫亨權(ブ・ヒョンゴン)記者 bookum90@donga.com