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蔚山W杯スタジアム、雨水が「ダラダラ」

蔚山W杯スタジアム、雨水が「ダラダラ」

Posted May. 23, 2001 10:38,   

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来年サッカー・ワールドカップが開かれる予定の蔚山(ウルサン)・文殊(ムンス)スタジアムが、開場から1ヵ月も経っていないにもかかわらず観客席を覆う屋根から雨が漏れるなどの欠陥が確認され、蔚山市が緊急補修作業に取り掛かった。

蔚山市は、「21日から二日間降った雨(降水量20mm)で観客席の屋根を支えている64本の鉄骨ケーブルの継ぎ目に雨水が入り込んでスタンドに雨水が落ちた」と語り、「今月末までに補修作業を完了させる計画だ」と、23日明らかにした。

文殊ススタジアムでは、雨が止んだ23日午前にも北側の観客席(12ー15番出口)から雨水が引き続き落ちた上、風通しを円滑にする目的で観客席の上段と屋根の間に設置した高さ3.5mの空間からも雨風が吹きつけて、観客席は雨水が一杯溜まっている状態だ。

蔚山市は「屋根の鉄骨ケーブルと屋根との継ぎ目の部分にゴムを貼り付けたり、シリコンで補充する工事を行っている」と言い、「だが、風通しのために設計された観客席と屋根の間にある3.5mの空間の場合、閉鎖するわけにはいかないので補修作業が難しい」と述べた。

これと関連して工事関係者は「文殊スタジアムは当初の計画より3ヵ月も繰り上げて開場したため、試運転過程が省略されるなど、工程に無理があった」と話した。

先月28日に開場した文殊スタジアムは2、3階の観客席を30ー34度の急傾斜で設置しているため子供たちの安全事故が憂慮されるほか、前後の座席間隔も75cmに過ぎなく苦情を言う市民が多かった。

文殊スタジアムは、蔚山市が現代(ヒョンデ)建設を施工会社にして98年12月から1500余億ウォンの費用をかけて南区オク洞の27万5000坪余りの敷地に着工したサッカー専用スタジアム。全国のワールド杯スタジアムでは一番最初に開場した。



鄭在洛 jrjung@donga.com