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CDMA技術力で世界トップ=韓国端末機業界の現状

CDMA技術力で世界トップ=韓国端末機業界の現状

Posted June. 28, 2001 10:22,   

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韓国が世界の携帯電話端末機市場の「強国」として急浮上している。

世界的な通信会社であるモトローラが、世界市場を睨んだ次世代の「本命」として韓国のパンテック社を選んだのも、韓国産製品の競争力を認めたからだ。とくに、パンテック社は、単一モデルを今後1年間500万台あまりを供給することで、大量生産能力において世界トップクラスになるとみている。

韓国の携帯電話端末機産業はここ4、5年間、急速な成長を続けたのに加え、今後も好期を迎えるものと予想される。今年10月から中国が符号分割多元接続(CDMA)携帯電話サービスを開始すれば、工場はフル操業しなければならないと、業界では予測している。

国内の携帯電話端末機メーカーは、とくにCDMA市場だけでなく、ヨーロッパ方式(GSM)端末機市場でもシェアを急速に拡大させている。情報通信部によると、第1・4半期(1〜3月)国内メーカーの携帯電話輸出はCDMAが9675億ウォン、GSMが6075億ウォンなど、1兆5000億ウォンを超えている。

世界携帯電話のシェア第5位を占めている三星(サムスン)電子は、CDMA分野で世界トップブランドとなった上、GSM市場の攻略を本格化している。米国市場を中心とした中南米、豪州などCDMA携帯電話市場の拡大とGSM市場への参入に成功し、世界「トップ3」入りも目前にしている。三星電子は第1・4半期だけで計612万台を販売、シェアは6.3%でエリックソン、ジメンスなどを脅かしている。今年販売する2800万台の端末機のうち2200万台を輸出量として設定している。

LG電子は、去年ブラジルだけで1億4000万ドルの端末機の売上を記録した上、インドネシアとロシアなどへと市場を拡大しつつある。ロシア市場に対するGSM製品輸出をきっかけに本場のヨーロッパ市場も本格的に攻略する計画。

中堅メーカーのテルソン電子は、今月からノキア端末機の生産に突入し、第3・4半期からは大幅の規模拡大と収益改善が期待されている。世界首位のノキアとの提携が今後2、3年間続く見通しで、中国市場への参入も順調であるため、海外輸出も大きく増えるものと予想される。

パンテックはモトローラとの契約に先立って、中国TCL移動体通信、ダシアンと各々1年間50万台のGSM端末機輸出の契約を結び、中国市場だけで単一モデル製品を少なくとも100万台輸出できる道を開いた。

専門メーカーであるセウォンテレコムも、去年中国ニンボバードとの契約により、今年2億5000万ドル相当のGSM端末機150万台を輸出する。マックソンテレコムも最近、日本の新通社とGSM2.5世代サービスであるGPRS端末機製造技術を270万ドルで輸出する契約を結ぶなど、国内メーカーの国際舞台での活躍が活発化している。



freewill@donga.com