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日本、公立学校で「歪曲教科書」初めて採択

日本、公立学校で「歪曲教科書」初めて採択

Posted August. 01, 2001 19:59,   

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東京都が設立した養護学校中学部が公立学校のうち、初めて「新しい歴史教科書をつくる

会」(以下、つくる会)のメンバ—が執筆した問題の歴史教科書を教材として採択することを決めた。

私立中学校の中ではすでに20校が「つくる会」の教科書を採択したとされるが、採択の是非を公開する義務がないため、確認されていない。

東京都教育委員会では先週26日、6人の教育委員が無記名で採択の是非を問う投票を行い、養護学校中学部の歴史教材として「つくる会」の教科書を採択することを決めていた事実が31日、明らかになった。養護学校は病弱と知的障害の子供向けに設立された特殊学校で、合わせて26校(2分校含む)に生徒数は980人。

公立校で使う教科書は学校を設置している自治体の教育委員会が決め、東京都では区市町村立の中学校の分は各自治体の教委が決定する。しかし、都立盲・ろう・養護学校の教科書は都教委が採択を決めるため、生徒の父母や教師が採択反対運動を展開するのも難しい。東京都養護学校で「つくる会」の教科書が採択されたのは、石原慎太郎東京都知事の右翼性向とも無関係ではないと見られる。市民団体「子供と教科書全国ネット21」はこの日、声明を出して、東京都教育委員会に決定を直ちに撤回するよう求めた。

これに先立ち、栃木県下都賀地区教育委員会は先月、公立中学校のうち、初めて「つくる会」の教科書を採択することを決定していたが、市民団体と教師などの強い反発に遭って決定を撤回した。



沈揆先 ksshim@donga.com