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清浄海域の東海が死んでいく

Posted August. 09, 2001 09:52,   

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東海(トンヘ)の海底が荒涼とした砂漠と化しつつある。南海岸と西海岸に比べて、比較的清浄海域といわれている東海岸の海底からも魚の棲息に欠かせない海草が姿を消している。いわゆる「砂漠化」現象だ。

このような事実は、浦項1大学の海洋資源水産科の明亨玉(ミョン・ヒョンオク、52) 教授チームが先月20日から今月4日までスキューバダイバー4人と共に浦項市青蝦面月捕吏(ポハンシ・チョンハミョン・ウォルポリ)〜長岐面新倉里(チャンギミョン・シンチャンリ)沖合いの水深15〜25mの50km 区間を現場調査した結果、明らかになった。

明教授チームは浦項、月捕、興海(フンヘ)、迎日湾(ヨンイルマン)、東海面(トンへミョン)、九龍浦(グリョンポ)など東海岸の10ヵ所で、500m〜1km離れた所に設置された定置網漁場、網仕切り養殖場など、漁場の周辺海域を現場観察する方式で調べた。

調査チームは、これらの海底から青海苔や布海苔などの海草はほとんどなくなり、海底が灰色の運動場のように変わっていることを発見した。海草が棲息できる環境が破壊され、すでに取り返しのつかない状況にまで進んでいた。

砂漠化と共に、漁場周辺に置き去りにされた廃網には、海草の代わりにヒトデだけがいっぱいついていた。これは海洋生物の正常な生態系が破壊されたことを示す重要な基準となる。ただし、人工魚礁を投入した2ヵ所には海草がある程度育っていた。

明教授は「海底の干潟に酸素が供給されないことから砂漠化が進み、海草が姿を消している」とし、「陸上の工場や家庭から汚廃水が絶えず海に流れ込み、干潟を破壊しているものと判断される」と話した。

明教授は「砂漠化によって干潟がなくなった海域は、田を耕して地力を回復するように、干潟を掘り起こさなければならない」とし、「国レベルで海底の大掃除に取組んでこそ、生態系の復元を期待できる」と述べた。

一方、海洋水産部(海洋部)は、海の汚染による水産資源の減少に伴う損失額を年間3600億ウォンと推定している。海洋部海洋保存課の千載興(チョン・ジェフン)浄化担当官は「別の名を白化現象と呼ばれる海底の砂漠化現象の原因と対策を模索するため、昨年から今年3月まで南、西、東海岸の港を中心に146ヵ所についてサンプリング調査を行っている」と話した。



sapio@donga.com