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日本「新しい歴史教科書会」事務所に火事

日本「新しい歴史教科書会」事務所に火事

Posted August. 09, 2001 09:52,   

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7日の夜11時50分頃、日本東京都文京区本郷の「新しい歴史教科書をつくる会」(つくる会)が入居した建物で火事が発生した。警察は「つくる会」に不満を抱いた放火の可能性が高いものと見て捜査中だ。

この火事で、1階の「つくる会」事務室の壁と窓が火で焼けたが、人命被害はなかった。火は建物の持ち主が、消化器で発火直後に消し止めた。警察は現場周辺で、ガソリンが入れられたプラスチック製の入れ物とポンプ装置、乾電池を利用した発火装置などを拾い集め、回収した。 火は建物の隣り合っている駐車場から発生し、建物に燃え移った。

「つくる会」の西野幹二会長は、「教科書の採択問題と関係がないと見るのは難しい」と語った。

一方、ノーベル文学賞受賞者の大江健三郎氏は、東京都教育委員会が一部都立の養護学校用として「つくる会」の教科書を採択したことについて、「抵抗する力のない弱者を狙った狙撃」だとして激しく批判した。大江氏の息子も知的障害で養護学校に在学したことがある。

大江氏はまた、「つくる会の教科書採択は、権力者と追従者の思惑がかみ合った結果」だとし、障害者への配慮が欠如していることを叱責した。さらに「教科書採択に影響力を行使しようとしている石原慎太郎東京都知事は、国際的感覚に欠けている」と非難した。



沈揆先 ksshim@donga.com