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Fラム(次世代半導体)新素子開発に成功

Fラム(次世代半導体)新素子開発に成功

Posted August. 14, 2001 09:35,   

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次世代半導体メモリー素子のFラム の欠陥を解決した新しいメモリー素子が国内の研究チームによって初めて開発された。

浦項(ポハン)工科大学新素材工学課の張硯名(チャン・ヒョンミョン)教授が率いる研究チームは、「鉛-亜鉛-チタニウム(PZT)薄膜を利用して、650億回以上も読み書きを繰り返しても、情報が損失されないFラム メモリー素子を開発した」と今月13日発表した。今回の研究結果は応用物理分野における世界的な専門誌「アプライド・フィジックス・レター」誌に13日、掲載された。

FラムはDラムとは異なり、別途の内部電源供給装置を必要としないことから、電子製品の小型化を早める次世代メモリー素子として期待されている。

ところが、三星(サムスン)電子と東芝、日立など世界的な半導体メーカーも読み書きを数百万回繰り返すと、保存された情報が急速に消える、いわゆる「電気的疲労」という短所を解決できなくて、悩まされてきた。

張教授の研究チームは、シリコン半導体にFラムの性質を持つPZT薄膜を貼り付ける時、40nm(ナノメートル・1nmは10億分の1m)厚さの超微細PZT薄膜を追加的に付ける方法でこの問題を解決したと説明した。

また、この過程でイリジウムという希少元素を電極に使用した従来のFラムとは違い、Dラムの白金電極をそのまま利用して、従来のDラム製造工程を活用できるようにしたそうだ。

張教授は「従来型のDラム・コンピュータでは初期画面の立ち上げに1〜2分がかかるが、Fラムを利用すれば、電源を入れるとすぐ初期画面が現れる」とし、「来年に三星電子社のDラム工程を活用して、Fラムの生産に取り掛かる計画だ」と明らかにした。



李永完 puset@donga.com