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米国、韓国の航空安全に2等級判定を通知

米国、韓国の航空安全に2等級判定を通知

Posted August. 18, 2001 10:31,   

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米国政府が韓国の「航空安全格付け」の格下げを確定し、国際社会における韓国航空分野のイメージ失墜と数千億ウォンにのぼる経済的損失など、大きな被害がでるものと見られる。また、米国政府の今回の措置が出るまで、建設交通部等、韓国政策当局が効果的に対応出来なかったことに対し、責任を問わざるをえない見通しだ。

建設交通部(建交部)は17日、「米国連邦航空庁(FAA)のマックス・ウィニー点検室長が17日明方(韓国時間)梁性迵(ヤン・ソンチョル)駐米韓国大使に韓国の航空安全等級を既存の1等級から2等級に下向調整することに決定したことを通報した」と発表した。

建交部によると、FAAは「5月にFAAが指摘した8分野の問題点に対する韓国政府の改善措置は、肯定的に受け止められるが、点検当時の状態を基準にした時、安全等級の格下げが不可避である」と指摘したという。

米政府の今回の措置で大韓航空とアシアナ航空は、今後米州航空路線で新規就航及び増便が出来なくなり、米航空会社との便名共有(コードシェア)も禁じられる。

また、保険料の引上げ、国際競争力の低下による航空収入の減少等で計2200億ウォン台の損失を被ることになると推定される。

政府は、李漢東(イ・ハンドン)首相が参加した中、関係閣僚緊急対策会議を開き、航空法改定と教育訓練実施を早期に終え、早い時期に安全等級を1等級に回復させるなど様々な角度での対策を模索している。

普通、「カテゴリーⅡ」に称されている米航空安全等級上2等級は、事実上「航空安全危険国」に分類されたという意味を持つ。米国は、1等級国家では米国で自由な就航と増便等を許容しているが、2等級国家では新規路線の就航及び増便、米航空社との便名共有を禁じる。制裁期間は通常1年で特別な場合にのみ6ヵ月後に1等級に調整する場合もある。



黃在成 jsonhng@donga.com