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ヒディンク監督、もっと見守ってほしい

Posted September. 04, 2001 09:57,   

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「目標は2002年ワールドカップ(W杯)だ。もっと見守ってほしい」。

先月初め、韓国サッカー代表チームを率いてヨーロッパへの合宿訓練に出かけたヒディンク監督が3日戻ってきた。2日開かれたイングランド対ドイツ戦を観戦した後、鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会長とともに帰国したヒディンク監督は、「チェコ戦の大敗は非常に残念だが、強いチームとの試合を通じて我々が得たものが多い」として来年のW杯まで見守ってほしいと述べた。

次ぎはヒディンク監督との一問一答。

—先月の合宿訓練とヨーロッパ滞在の成果は何か。

「ヨーロッパでの合宿訓練では、まず新しい選手らと訓練しながら彼らをチェックした。彼らがチェコ戦でどんなプレーをしたかを見て、スター選手らが強いチームを迎えてどのように対処するかを見守った。その後は、来年のW杯に備えてヨーロッパの壁を超えるためイングランド対ドイツ戦などヨーロッパチームの試合を分析した」。

—チェコ戦の大敗に対して韓国国内ファンたちの失望が大きかったが。

「実際、がっかりした試合だった。しかし、そこから得た教訓も多かった。一部では弱いチームとも試合をすべきだと言っているが、私は反対だ。チェコ戦では大差で負けたが、今後も引き続き強いチームと対戦しレベルを上げていきたい」。

—チェコ戦では守りの弱点を突かれたが、守備の補強はどのようにする考えているか。

「守りが大きな問題なのは事実だ。しかし、何度も重ねて言うが、守りは守備手だけがするものではない。現代サッカーは攻撃手と守備手の区分がない。イングランドとドイツの W杯予選を見ても、イングランドはボールを奪われる瞬間、攻撃手も守備手になって相手の攻撃を止めた」。

—代表チームの解決すべき一番の課題は何か。

「試合への集中力だ。韓国サッカーがレベルアップするためには、試合への集中力を高めなければならない。このため訓練の強度を高めて強いチームを迎えてもひるまないチームに作りたい。韓国サッカーは決して絶望的ではない」。

—オランダがアイランドに負けて事実上本大会進出の夢が断たれたが。

「96年〜98年に全盛期を謳歌した選手らがそのまま残っている。運が悪かったと言うには、オランダのミスがあまりにも多かった。韓国はまだ2002年W杯を準備できる期間が残っている。着実に準備すれば目標を達成することができる」。



梁鍾久 yjongk@donga.com