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韓国女性の20%が「子宮癌のウイルス」に感染

韓国女性の20%が「子宮癌のウイルス」に感染

Posted September. 05, 2001 09:45,   

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韓国女性5人のうち一人が、子宮頚部癌を誘発する恐れのあるとても危険な「ヒトパピロマウイルス(HPV)」に感染していることが分かった。

子宮頚部癌研究の世界的な権威者である高麗大学九老(グロ)病院産婦人科の徐浩錫(ソ・ホソク)教授は「昨年、病院で定期検診を受けた女性689名の子宮細胞を分析した結果、全体の19.4%である134名が「ー16型」と「-18型」など、危険性の高いHPVに感染されていることが分かった」と4日、明らかにした。

なかでも、24歳以下の場合、15名のうち9名が感染され感染率が60%、25〜34歳は126名のうち、27名(21.4%)が感染していたとの集計がまとまった。歳を取れば取るほど、感染比率は低くなる半面、65歳以上になると、25名のうち7名(28%)が感染されるなど、感染率が再び高くなることが分かった。

徐教授は「相手男性が複数の女性と性的関係を結ぶなど、不謹慎な性生活が感染の主な原因だ」とし、「24歳以下の感染率がとくに高く現れたのは、若い女性らの性生活がより開放的なのが原因で、65歳以上になって再び感染率が高くなるのは、老化のせいだとみられる」と述べた。

80種類余りのHPVのうち、16、18型が子宮頚部癌をもたらす可能性が最も高い。

国立保健院がホステスバーなどに勤めている女性従業員約500名を対象として調査した結果、40%が高危険HPVに感染されたと最近、発表したことはあるが、一般女性に対するHPV調査は今回が始めて。徐教授は正確性を高めるため、既存の検査方法の「子宮頚部の細胞検査」と米国食品医薬局(FDA)が唯一公認したHPV検査方法の「ハイブリド・カッチャーⅡ検査法」を並行した。

HPVはほとんどの場合、人体免疫システムによって死滅するが、感染者のうち3〜5%は子宮頚部癌の前段階である「子宮上皮の異形症」へと進み、このうち、相当数は子宮頚部癌へと進行される。

子宮頚部癌は韓国女性に見られる発癌率ではトップで、毎年1500〜2000名が治療時期を逃すなどの理由で、死亡している。子宮頚部癌の95%ほどはHPVが原因であると報告されている。



尹相虎 ysh1005@donga.com