米国の同時多発テロの後、ウォン安ドル高が進んでいる。米国の報復攻撃を控えてドルを買っておこうという不安感が広がっているほか、外国人投資家が株式を売ってドル買いに乗り出しているからだ。
２４日、ドル相場は先週末より７．２ウォンドル高・ウォン安の１３０７．２で大方の取引を終えた。これは７月２５日（１３０８．８ウォン）以降２ヵ月ぶりに最も高い数値だ。１３０３．０ウォンで取引が開始された後、直ちに１３０８．３ウォンまで上昇したが、後場になって利益を確保しようとする売りと月末を控えたネゴ売りが入り、上げ幅は縮小した。円相場も１００円＝１０ウォン円高・ウォン安の１１２０．０ウォンとなった。
これを受け、ドル相場も米テロ前（１２８２．０）より２５．２ウォン上昇した。この日、ドル相場が大きく値上がりしたのは、先週末にノンデリバラブル・フォワード（ＮＤＦ）でドル相場が一時１３１２．０ウォンまで値上がりした後、１３０８ウォン台で取引を終えた影響があるからだ。
外換（ウェハン）銀行のディーラーのユ・ヒョンジョンさんは「先週毎日１０００億ウォンもの株式を売り越した外国人投資家が、ＮＤＦ市場でドルを買入れたのが為替上昇要因として働いた」とし、「外国人投資家が２４日にも７１８億ウォン程度を売り越したほか、報復攻撃への懸念もあり、ドルの上昇基調は続くものと見られる」と述べた。
hcs@donga.com
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