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法を犯して中国に逃避「国籍洗濯」

Posted November. 16, 2001 09:45,   

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国内で犯罪を犯して中国に逃げて行った犯罪者たちが、偽造された中国の身分証(居民身分証:韓国の住民登録証に該当)を利用して中国人に化ける「国籍洗濯」が盛んに行われている。

この「国籍洗濯者」たちは、偽造された身分を利用して朝鮮族密輸出と詐欺、密輸、麻薬の運搬など、様々な犯罪を犯しながら「第2の犯罪人生」を生きているため、これに対する政府レベルの実態把握と対策が求められている。

このような国籍洗濯は中国に限らず、エクアドル、南アフリカ共和国など、国籍管理が粗末で海外同胞が多い中南米とアフリカなどの地域においても行われていることが分かった。

1995年に、韓国で数十億ウォン台の金融ピラミッド詐欺事件を犯して中国に逃避したK氏(51)は、延邊で「すでに死亡したが、まだ死亡届けは行われていない」中国人の身分に国籍を替えた後、現在は中国現地で食堂を経営している。K氏は、1999年には中国人の身分で韓国を訪問したと確認されている。

国籍洗濯者たちが利用する中国偽造身分証は、△架空の人物と住民番号を入れた偽造身分証△実存人物の身分証に写真だけ貼り替えるコピー身分証△新しい戸籍を作って中国人に変身する身分証の3種類がある。制作にかかる費用と期間は、種類によって差があると、関係者たちは説明した。

殆どの国籍選択者たちは、国内で犯罪を犯した後に外国へ出ていて、起訴中止状態にある人たちであり、彼らはパスポートの有効期間(5年)が満了する時まで外国に滞在し、有効期間が切れる頃には国籍を替える手法を使っている。

韓国人の国籍洗濯者が全世界にどれぐらいいるかは、正確な統計が無くて分からないが、専門家によると数千人にのぼるものと推定されている。

中国で逃避生活をしているJ氏(41)は、「中国に来てから5年以上経った人は、殆ど偽造身分証を持っていると見てもいい」とし、「その数は少なくとも1000人から2000人ぐらいだと見られる」と語った。



閔東龍 dreamland@donga.com