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レンジャーズ「満足」、ドジャース「うーん」

レンジャーズ「満足」、ドジャース「うーん」

Posted December. 25, 2001 14:39,   

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「ドジャースは未来の代わりに過去を選んだ」。

ロサンゼルス・タイムズは21日、「若き」朴賛浩(パク・チャンホ・28)との長期契約を放棄し「引退を控えた」野茂英雄(33)と2年の短期契約を結んだロサンゼルス・ドジャースに否定的な視線を投げかけた。一方、朴賛浩は23日、テキサス・レンジャーズ入団式で「自分を呼んでくれた所がここしかなかった」と正直に語った。

野茂を選んだドジャースとレンジャーズ行き列車に乗った朴賛浩。果たしてどちらの選択が正しかったのだろう。

朴賛浩は自らの述べた通り選択の余地が無かったのは確かだが、最高の「ウィンウィントレード」を行ったと評されている。先発投手が6イニング以上を投げ3失点以下に抑える「質の投球」に関する限り、大リーグ最高レベルの朴は打線さえ保障されるなら20勝が充分に可能な投手。守りは弱いが打線だけは最高のレンジャーズは、朴賛浩がまさに求めていたチームだ。

レンジャーズが、10勝台投手ではあるが5割の勝率をかろうじてクリアするリック・ヘリングとダレン・オリバーを放出し、貫禄のデイブ・バーバとトッド・ヴァン・ポッペルらで新たに先発マウンドを構成したのもこのような意味からだ。人種差別発言でひと騒動あったが、抑えのジョン・ロッカーをスカウトしたのも朴賛浩にとってはプラスだ。

一方、ドジャースは今回もトレード凶作の汚名から逃れられない見通しだ。野茂とオマー・ダールの先発陣にA級ブルペン投手のポール・クァントリルを入れたが、朴賛浩をはじめとする新人有望投手のルーク・プロコペックと43セーブを上げた抑えのジェフ・ショーが抜けた空白が大きい。

一方、ニューヨーク・ヤンキースはフリーエージェント最大の巨砲ジェイソン・ジアムビと3塁手ロビン・ベンチュラが入り、超飽和打線にさらに重きを加える。ニューヨーク・メッツは20本塁打100打点の3割お墨付きの2塁手ロベルト・アロマーと先発投手ショーン・エステスにブルペン投手マーク・ガードリーが加勢、戦力を強化した。

投手の老齢化で苦戦していたボストン・レッドソックスは、ジョン・バーケットとダスティン・ハーマンソン、ダレン・オリバーの先発三銃士を一度に迎え入れ、エースのペドロ・マルティネスの肩の荷を軽くすした他、巨砲ジョニー・デイモンを加えて投打の安定を図ったと評される。

一方、今季シアトル・マリナーズに続きア・リーグ勝利数第2位のオークランド・アスレチックスは、ジアムビとデイモンの二人のスラッガーを手放し、デイビッド・ジャスティス一人を入れたことで、攻撃力が弱くなったと評される。



張桓壽 zangpabo@donga.com