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青少年の倫理意識に「赤信号」

Posted January. 03, 2002 09:03,   

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中高校生10人のうちの4人が「誰も見なければ法秩序を守る必要がない」と回答しているなど、青少年たちの倫理意識が懸念されるほど深刻な水準にあることが分かった。

これは反腐敗国民連帯(金成洙会長)が最近、ソウル市内の中高校10校の生徒1005人を対象に行い、2日に発表した「青少年の腐敗・反腐敗意識調査」の結果で分かった。

調査結果によると、全体回答者の28.4%が「賄ろを使ってでも問題を解決できるのであれば、そうする」と答え、33%が「不正腐敗を目撃しても、自分に損害とならないのであれば目をつぶる」、22.7%が「親せきの腐敗については黙認するだろう」と答えた。

また「監獄で10年暮らしても10億ウォンを儲けられるのならば腐敗を犯す」という項目に対しては、16%が「そうだ」と答え、目的を達成するためには手段と方法は問題にならない、という態度を示した。

一方、中高校生10人のうち9人は「韓国が腐敗した社会」だと答えた。10人のうち3人以上(33%)は最も腐敗した集団に政界を選んだが、企業(12%)、公務員(11%)、法曹界(9%)、言論界(9%)、教育界(8%)がそれに続いた。

収賄など不正な行為が根絶されない理由としては、全体回答者の64%が「法を違反しても処罰を免れるか、軽い処罰に止まるから」と答えており、29.9%は「法を守るとむしろ損害だという認識のため」と答えた。

反腐敗国民連帯の金正洙(キム・ジョンス)政策室長は「青少年は、我が社会の腐敗問題に対して大変厳しい態度を示している半面、自分自身に対しては非常に寛大だった」とし、「これらの倫理意識は、考えられていたより大変深刻な状態であることが判明し、反腐敗教育の必要性が至急求められている」と述べた。



尹相虎 ysh1005@donga.com