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小泉首相、口先だけの経済構造改革…八方ふさがりの日本経済

小泉首相、口先だけの経済構造改革…八方ふさがりの日本経済

Posted January. 16, 2002 09:45,   

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最近、日本では英国の作家が書いた「ライオンは眠れない」という童話が話題になっている。無名のライオンが王になって与党の太ったネズミ軍団と争う。それから国民の支持で改革を進めるが、不況が押し迫ってネズミたちは改革に反対する。ライオン王は結局、型破りな「X計画」を断行し国を破たんから救う。

ライオンは「ライオン・ヘアースタイル」で有名な小泉純一郎首相を称する。日本経済の危機状況を皮肉っているが、この童話のように経済計改革が成功するかどうかは未知数である。

小泉内閣は昨年4月、「聖域なしの構造改革」を全面に出して発足したが、各種の経済指標はかえって悪化している。昨年のマイナス成長に次ぎ、今年の成長率展望値もマイナス0.9%となった。失業率は内閣発足当時、4.8%だったが、史上最高の5.5%まで上がった。ニッケイ株価も発足当時に比べて30%ほど下落し、国債発行の残高も増加しつつある。

「小泉の構造改革」の核心は、景気浮揚よりは構造改革を通じた財政の再建である。日本経済の基礎体力を固めた後、成長を図るという戦略だ。道路公団や都市基盤整備公団など157の特殊許可法人を廃止または民営化するという方策も進めているが、官僚社会と保守政治家らの反対で大きな進展はない。これを受けて、与党内でも景気浮揚策を受け入れようという主張が出ている。国民の内閣支持率は70%台でまだ高いが、問題は構造改革の必要性を強調するだけで、実際に詳細な実行プログラムはないことだ。金利をゼロ水準まで引き下げ、円の価値も、1ドル130円台まで容認した状態で受け入れる政策手段がこれ以上ない。

内閣経済財政諮問会議は最近、2004年からは経済成長率が2.5%以上へと回復するとの見通しを示したが、これを信じる人はそれほど多くない。



李英伊 yes202@donga.com