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誤り多い外国サイト韓国関連情報

Posted January. 30, 2002 09:44,   

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先日、インターネットで資料検索をしていた、会社員のキム・キヨン氏(26、ソウル城北区敦岩洞)は、思わず笑ってしまった。

世界の120カ国の各種情報を紹介する、外国の民間サイト「www.lonelyplanet.com」に、韓国の一般的なタクシーとして「神風タクシー」が、詳細に紹介されていたからだ。このサイトは、模範タクシーについては一言も触れず、韓国の主要都市では走行メーター機の表示どおりの料金を受け取らない、神風タクシーが運行中、と説明している。

米国CIAのインターネットホームページの「各国紹介」欄には、韓国の憲法制定日が「1948年7月17日」ではなく「1988年2月25日」と誤って紹介されている。この日付は、大統領直接選挙制を骨子とした、第9次憲法改正が施行された日だ。

世界的な検索サイトのヤフー(www.yahoo.com)の「旅行情報」欄には、開港1年を迎える仁川(インチョン)国際空港の代りに金浦(キムポ)空港が、依然として韓国の代表的な国際空港として紹介されている。

また、150カ国余りの歴史と政治制度、経済状況などを紹介するサイトの「www.nationbynation.com」は、韓国の大統領、国会議員の任期などについて紹介した後、金正日(キム・ジョンイル)をはじめとする朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の官僚を韓国の政治家として紹介している。

さらに「スポーツ・イン・アフリカ」(www.sportsinafrika.com)と「インターネット世界スポーツ・フアンクラブ」(www.isfa.com)など、いくつかのスポーツ関連サイトは、2002年ワールドカップ大会の名称を「日本—韓国」と、誤った表記をしている。

韓国について否定的な印象を与えかねない内容も、よく目につく。

各国を紹介する「www.lonelyplanet.com」には、「韓国へ行く前に腸チフスと肝炎、ジフテリア、破傷風など各種伝染病の予防接種を考慮すべし」と掲載されている。一方、ワールドカップ共催国の日本をはじめ、シンガポールなどほかのアジア諸国は「保健衛生上の問題は全くない」と紹介されている。

韓国、中国、ベトナムなど、アジア諸国の伝統衣装と文化を紹介するサイトの「www.culturalkeepsakes.org」の韓国編には、ハンボク(韓服、韓国の伝統衣装)がモンゴルから由来したと説明するなど、韓国の文化と伝統について誤った説明をつけているサイトも多い。

このような実態について、文化観光部の関係者は「国政広報処など関係省庁と共同で、インターネット上の誤った韓国関連情報を探して訂正している」としながらも、「しかし、全ての海外サイトをいちいち検索するには、限界がある」と語った。

2年前から、インターネットを通じて、正しい韓国を知らせるキャンペーンを展開している「サイバー外交使節団」の朴起台(パク・ギテ)代表は、「関係機関の積極的な対応とともに、国内のネティズンが、誤った韓国情報を載せたサイトにeメールを送るなど、誤りを正す努力が必要だ」と話している。



ysh1005@donga.com