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中国の大学、韓国の高校卒業生を積極誘致

中国の大学、韓国の高校卒業生を積極誘致

Posted February. 21, 2002 09:18,   

한국어

19日午前、ソウル麻浦区(マポグ)合井洞(ハプチョンドン)にある韓中(ハンジュン)留学開発院にもうけている中国鋻華大学進学クラスの授業時間、今年高校を卒業した10人ほどの韓国人学生たちが講師の発音を繰り返しながら中国語基礎会話の勉強に励んでいた。隣の教室では中国の人民大学進学クラスの学生20人ほどが中国語のテストを受けていた。

「中国ブーム」に支えられて中国の各大学では、入学試験免除や寄付金入学制など、破格の条件を掲げて韓国人学生の誘致に本腰を入れている。

▲韓国の高校生を狙え〓清華大学は今年の3月から、韓国で40単位を取ったあと来年に中国本校の外国人対象中国語科2年生に進学する留学プログラムを開設した。約200人の新入生を募集する予定だが、すでに70人以上の卒業生が登録を済ませた。

中国の北京聯合大学はeラニング課程を開設し、今月末までに法学、経済学、中国文学、歴史学の4学科におよそ700人の韓国人留学生を選抜する。今のところ約50人の高校生が入学申し込みをしており、殺到する問い合わせに答えるために今月末には入学説明会も2回にわたって行う予定だ。

また、一部の大学は「試験を受けなくても入学できる」と宣伝しながら寄付金を要求しており、中国の名門大学への入学をあっ旋する代価として、5000万ウォン以上のコミッションを受け取るブローカーまで登場した。

中国の瀋陽工科大学は、先月からソウル首都圏の高校10校をまわって、およそ300人の寄付金入学生を募集している。中国の大学に入学するには漢語水平考査(HSK)6〜8級の語学能力と大学ごとに行われる本考査をパスすることが必須条件だが、同大学は授業料と1人当り350万ウォンの寄付金を出すと入学試験を受けなくても入学が決まると宣伝して学生を募集している。

▲深刻になる留学不均衡〓中国の各大学が留学生の誘致に総力を傾けていることとは対照的に、韓国の各大学へ入学する中国人大学生の数は極めて少ない。

これはビザ発給のための審査が厳しいのが原因だ。先月、忠南(チュンナム)のM大学が中国の瀋陽と山東省で開いた留学説明会には400人以上の中国人学生が詰めかけたものの、ビザ発給審査基準をクリアして選抜された新入生は10人にとどまった。



朴湧 parky@donga.com