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ヒディンク「最高!」トルシエ「不振」

Posted April. 22, 2002 09:45,   

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今年の初めに、国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が選定した去年の国家代表監督ランキングで、ヒディンク監督は順位に入らなかった。これに対して、日本代表チームをコンフェデレーションカップ準優勝に導いたトルシエ監督は10位にランクされ、2年連続で「トップ10」に入る喜びを喫した。

ヒディンク監督の不振は今年の初めに行われた北中米ゴールドカップ大会まで続き、サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)共同開催国である韓日両国のサッカーファンたちも悲喜こもごもだ。

しかし最近、ヒディンク監督とトルシエ監督の表情が変わりはじめた。先月の欧州合宿訓練の時に行われた3回の親善試合で無失点で、1勝2引き分けの成績をあげたヒディンク監督は、20日のコスタリカ戦でも2対0で快勝し、W杯本大会ベスト16へ進入の可能性をさらに高めた。

韓国は、去年から体系的に行ってきた体力強化プログラムが徐々に効果を発揮しており、先輩と後輩の調和と攻守のバランスを取ることも正常軌道に乗った。一言で言えば、史上最高のW杯成績に向かって進む足に加速度がついたのだ。

ヒディンク監督は「これからもこのペースで行くつもり」とにっこり。彼は21日から坡州(パジュ)の国家代表専用トレーニングセンターで始まった合宿訓練と時期を合わせ、選手たちと苦楽を共にするために、自ら進んでハイヤットホテルを出て選手たちと合流した。

ヒディンク監督の人気も強いカーブを描いている。ガールフレンド問題などを批判していた国内世論も好意を見せはじめ、それに国際サッカー連盟(FIFA)の関係者が最近「今年12月18日にスペインのレアルマドリー創立100周年記念試合の時にヒディンク監督を世界オールスターチームの指揮官に任命することを推進している」と語り、喜びが重なっている。

これに対して、元気があふれていたトルシエ監督は気勢がそがれた様子。それとともに強い上昇ぶりを見せていた日本代表チームも中核選手たちの相次ぐ負傷で戸惑う気配がはっきり。

先月、「日本はベスト8に進出できない」という発言で憎しみをかったトルシエ監督は17日に行われたコスタリカとの親善試合で、戦術上のミスを繰り返して1対1で試合を終え、世論から非難を受けた。トルシエ監督は悪化した雰囲気を感じたらしく、試合後「小笠原と柳沢選手に攻守の調節を任せた戦術にミスがあった」と述べながらしょんぼり。

韓国が20日、コスタリカを相手に圧勝した後、日本のマスコミが一斉に「このままでいいか。日本より韓国が強い。日本が苦戦したコスタリカの守備を韓国は成功裡に攻略した」と口をそろえてトルシエ監督を非難したのも同じ脈略で理解できる。



鞖克仁 bae2150@donga.com