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ハンナラ党 大統領糾弾し場外闘争展開

Posted April. 23, 2002 09:42,   

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野党ハンナラ党は22日、金大中(キム・デジュン)大統領の3人の息子の問題を含む権力型不正疑惑の責任を問い、金大統領が政局の一線から退くことを求め、これに応じない場合、政権退陣の運動を展開すると発表した。

これに対し、大統領府と与党民主党は、危険水位を超えた無責任な政治攻勢であり、憲法を無視する行為であると反ばくするなど、政局は正面衝突の様相を呈している。

ハンナラ党はなかでも、民主党の薛勳(ソル・フン)議員が暴露した未来都市環境代表の崔圭善(チェ・ギュソン)容疑者とハンナラ党の尹汝雋(ユン・ヨジュン)議員とのカネのやり取りの疑惑の証拠を出さなければ、政治が一歩も前に進めないと警告し、5月2日までを全国規模の場外闘争の期間とした。

▲大統領の国政退陣要求〓朴寛用(パク・クァンヨウ)総裁権限代行は、記者会見で「現政権と内閣は、もはや国家を導く最少限の権威と尊厳、国民的信頼を失った。金大統領は、失政の責任を負って国政から手を引き、中立的な内閣がすべての国政を担わなければならない」と語った。

朴代行はさらに「大統領の3人の息子がかかわった不正のカギを握る崔成奎(チェ・ソンギュ)前警察庁特別捜査課長の海外逃避は、大統領府が主となる政府ぐるみのほう助によるものだ」と述べ、朴智元(パク・チウォン)大統領秘書室長と李八浩(イ・パルホ)警察庁長の罷免、李根植(イ・グンシク)行政自治部長官の解任を求めた。

朴代行は「これらの要求が受け入れられない場合、大統領の弾劾や政権退陣を要求する」と述べた。

ハンナラ党は、国会で議員総会を開き、△24日の大邱(テグ)、慶尚北道(キョンサンプクト)、28日の釜山(プサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)の大統領選予備選挙後、街頭デモを行ない、△26日にはソウル汝矣島(ヨイド)広場で大規模な糾弾大会を開くことにした。

▲大統領府と民主党の対応〓朴仙淑(パク・ソンスク)大統領公報首席秘書官は「ハンナラ党の主張は、憲法や法の規定に背く行為」とし「サッカー・ワールドカップなどを控えている時点で、このような政治攻勢で大統領を揺さぶることは、国益にプラスにならない遺憾なことだ」と述べた。

民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)スポークスマンも論評を通じて「大統領の息子らが法に抵触しているかどうかは、検察が厳正に捜査しているのだから、いくら野党といえでも、捜査状況を見守るべきだ。ハンナラ党は、憲法を無視した政治攻勢をしている」と非難した。

薛議員は「崔圭善容疑者が尹汝雋議員にカネを渡す際の会話内容が録音されたテープがあるものの、証人が公開をためらっており、今説得中だ」と語った。

一方、野党自民連の金鍾泌(キム・ジョンピル)総裁は、記者懇談会で、ハンナラ党の大統領の国政退陣要求などについて「我々はそこまではしない」と一線を画した。



宋寅壽 issong@donga.com · 金正勳 jnghn@donga.com