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子ども死亡の48%、原因は交通事故

Posted May. 04, 2002 09:55,   

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「経済協力開発機構(OECD)の加盟国のうち、子どもの死亡率第1位という汚名を返上しよう」「子供を交通事故から守るべきだ」

韓国安全生活教育会と損害保険協会(損保協会)は3日、ソウルの三星(サムスン)火災ビルの会議室で国務総理室や警察庁などの関係機関と学生ら200余人の参加を得て、「子どもの交通安全教育の活性化に向けた討論会」を開いた。

損保協会によると、韓国の1〜14才の子どもの死亡率は人口10万人当たり25.6人で、OECDの26ヵ国のうち最も高い水準だ。また、交通事故による死亡率が47.5%であり、子どもの交通事故が深刻な社会問題となっている。

韓国の交通事故による幼児死傷者数は、90年の2万1328人から01年の1万2738人と減少傾向をみせてはいるものの、まだ深刻な水準だ。

同討論会で発表した韓国安全生活教育会のユン・ソンファ企画研究部長は「子どもの安全教育の活性化のためには、教育の実施とその過程を見直し、父母教育、教師教育を強化しなければならない」と主張した。

法律を改正すべきだと、根本的な対策づくりを主張する意見もあった。建設交通部のキム・スゴン交通安全課長は「学校保健法令を改正して、学校に交通安教育のための計画を義務付け、その具体的な内容と方法は、政府、関係省庁が協力して開発しなければならない」と語った。

警察庁のパク・ジンヒョン交通安全課長は「警察による取締り、指導にもかかわらず、交通法規の違反、交通事故は止まるところを知らない。5ヵ年計画の一環として、幼稚園、小学校を対象に実務経験と専門知識を持つ警察官からなる『子どもの交通安全巡回教育チーム』を巡回させる計画だ」と発表した。

ソウル市家庭福祉チームのキム・グァンレ・チーフは「昨年から子どもの安全対策が急務だと判断し『子どもに安全なソウルづくりに向けた総合対策』を自治体の先頭を切って推進している」と語った。

一方、子ども交通安全研究所のホ・オク所長は「現在の教育システムには、子どもを対象に実施できる交通安全教育プログラムがなく、体験よりは理論を重視するという問題を抱えている」と指摘した。



金斗英 nirvana1@donga.com