男性は、排卵期にある女性のパートナーに、監視の目を光らせていることが分かった。
米ニューメキシコ大学のスティーブン・ガンゲスタッド教授らは「英国王立学会報」の最近号の中で、妊娠可能な排卵期にある女性は恋人ではなく、他の男性への感心が高まり、男性はこのような女性に対し「愛情を装った」監視の目を強めていると発表した。
研究チームが５１人の女性を対象に調べた結果、彼女らは排卵期が近づくほど、パートナー以外の男性に対する興味や空想が増えてきた。
また、恋人を持つ女性の３０％が排卵期になると、パートナーから通常より頻繁に電話がかかってくるうえ、居場所を聞かれるなど、監視の度合いが増えたと答えた。
男性が警戒を強めるほど、女性の他の男性への関心は増えてきた。しかし調査の結果、実際に他の男性と関係を持つ女性はいなかった。
さらに女性は、つかの間の交際を楽しむ相手の場合、男らしくワイルドなイメージの男性像を、長い付き合いをする相手としては、親切でやさしいイメージの男性を好むことが分かった。
ガンゲスタッド教授は「進化論的にみて、女性は他の男性とも関係を持ち、新たな遺伝子をもつ子供を生んだほうが有利で、男性はそれを止めた方が得」だとして「気づかれるリスクを抑えて、なおかつ遺伝的に得するためには、排卵期が浮気をする適期」だと語った。
dream@donga.com
About Dong-A Ilbo