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ウォン、7月から海外搬出が自由化

Posted June. 19, 2002 23:17,   

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7月1日から希望するだけの金額のウォンを持って海外に出かけることができる。これまでは特別な用途なしに1万ドルを超す金額のウォンを海外に搬出するには、韓国銀行の許可を得なければならなかった。

田允迵(チョン・ユンチョル)副総理兼財政経済部長官は19日、ソウルロッテホテルで開かれた全国経済人連合会政策委員会の朝食会に出席し、「ウォンの国際化」という観点から規制を撤廃することにしたと発表した。

田総理は、「世界で13番目の貿易国としての地位や、1100億ドルにのぼる外貨準備高を背景に、ウォンの海外搬出を自由化することにした」と説明した。

今回の自由化措置で、ウォンと外貨を合わせて1万ドル以上の場合に限って税関に届け出るようにしており、事実上、ウォンの海外搬出を制限するすべての規制がなくなる。金融機関が両替用のウォンを海外に搬出する際にも韓国銀行に後で報告すれば良い。

今回の措置によって、外国の銀行や空港などでウォンの両替が可能となり、海外の韓国人の居住する地域で暗々裏に行われてきたウォンの取り引きが自由に行われると、政府は期待している。

ウォンの国際的な取り引きが頻繁になったことを受け、長期的に巨額の外貨準備高を保有する必要性が低くなり、為替リスクなどが縮小されるとみられるが、通貨管理が困難になり、為替レート不安定になる恐れもある。

政府は、このような自由化措置を取る一方で、外為市場の不安を防ぐために△外国人が10億ウォン以上のウォンを借りる場合△50億ウォン分以上のウォン建て証券を借りる場合には、韓国銀行の許可を得なければならないとしている。外国人が短期のウォン建て証券を発行することも財政経済部の許可事項としている。



朴來正 ecopark@donga.com