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W杯4強達成で「韓国・韓国人」に自負心覚える若者増加

W杯4強達成で「韓国・韓国人」に自負心覚える若者増加

Posted June. 24, 2002 22:42,   

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「韓国人であることが、誇らしく思えてならなりません」

韓国サッカー代表チームが待望のワールドカップ初の決勝トーナメント進出を成し遂げたのに次ぎ、4強入りという偉業を果たすと、「祖国」に対する若者たちの認識に変化が見えてきた。

これまでに祖国のことについて無関心で終始し、真剣に考える機会さえ持たなかった20代の若者たちが、今回のW杯を契機に、祖国について改めて関心を向けるようになってから、韓国人であることを誇らしく思う傾向が表れている。

「大韓民国で生まれたことが最高に幸せです。米国、日本、世界のどの国もうらやましくない。大韓民国、サイコー」

22日、スペイン戦が行われた日、ソウル江南区三成洞(カンナムク・サムソンドン)のCOEXモール広場で街頭応援をしていた張(チャン)ユンヒさん(20・女子大生)は、「正直に言って、これまでは祖国のことについて、真剣に考えてみなかったけど、今は変わりました」として、このように述べた。

会社員の金ユソンさん(29・女)は、「今回のW杯を通じて歴史書などで読んできたわが民族の優秀性と底力を、初めて体で感じることができました。大韓民国の国民として、これからの人生が楽しみで、興奮しています」と話した。

米国国籍を断念して韓国国籍を選んだ朴ジュヨンさん(29・会社員)の感慨はひとしおだった。

1973年に米ニューヨークで生まれた朴さんは、米国市民としての道を選んだら多くの特典を享受できたはずだが、周囲の反対を押し切って98年に韓国軍に入隊することで、韓国国籍を選択した。

「自分の選択次第で、軍入隊を避けることもできたけど、そうしたくなかったのです。22日のソウル世宗路交差点で声高に街頭応援をしながら、韓国の4強入りを見届けた瞬間、韓国国籍を選んで本当によかったと思ったし、韓国人であることに自負心を覚え、胸が張り裂けるような気持ちでした」

朴さんのように「韓国人」であるという事実だけで、胸がいっぱいになる思いをした海外の同胞たちも増えている。

カナダ同胞の金ビョンフンさん(27)は、「言葉だけで耳にしていた民主化運動の産室である光州(クァンジュ)で『4強神話』が作られるのを両目でしっかりと見届けました。韓国国籍ではありませんが、両親が韓国人だし、自分も韓国人であることが、こんなにも誇らしく思えたことはありませんでした」と興奮を隠せなかった。

スペイン戦が行われた日、ソウル市庁前広場で韓国代表チームのサポーター「赤い悪魔」になった米国同胞の厳(オム)スヤさん(24・大学院生)は「デモに明け暮れ、建物や橋が崩壊し、通貨危機に見舞われる祖国の暗いニュースに接するたびに、正直に言って恥ずかしさと失望感を感じていました。しかし、今は米国に戻っても、韓国人であることを堂々と言いたいです」と話した。

海外同胞たちの現地のホームページ掲示板にも「韓国人であることが誇らしい」という書き込みが目に見えて増えている。米ミネソタ州の韓国人会の掲示板に「幸福」というIDを持つネット利用者は「本当に我々は一つだった。韓国にはいなかったけど、自分は自分が韓国人であることが本当に誇らしい。デ〜ハンミグク(大〜韓民国)、チャチャッチャチャッチャー」と書き込んでいた。



朴民赫 金善宇 mhpark@donga.com sublime@donga.com