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ドル急落…1ドル=1213.5ウォン

Posted June. 24, 2002 22:44,   

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米国経済の先行きに対する懸念が広がり、急激なドル安となった。また、世界経済に対する不安から、韓国証券市場も低迷を続けている。

24日のソウル外国為替市場では、ドル相場が前日比5.9ウォン高・ドル安の1ドル=1213.5ウォンとなり、年中最安値を記録した。これは、2000年12月19日(1209.2ウォン)以来、18ヵ月ぶりの最低水準となった。

ドル相場は、取り引き開始直後、大量のドル売り注文で、先週末より5.1ウォンのドル安となった。売り注文が増えるにつれ、為替レートの下落幅が次第に広がり、一時9ウォン急落して1210.7ウォンで取り引きされると、財政経済部が急きょ市場への口頭介入に踏み切り、下落幅を縮めた。財経部は、韓国銀行とともに外国為替市場動向を随時点検するなど、緊迫した動きを見せた。

市場では、ドル相場が1ドル=1200ウォン以下に急落するか、世界市場で日本と競り合う主要輸出品目の競争力を維持するため、円が100円=980ウォン台を割り込んだ場合、通貨当局自ら市場でのドル買いに踏み切るものと予想している。

外換銀行のチョン・ドンチュン課長は「ウォンードルレートが1ドル=1200ウォン以下に下がれば、政府が市場に介入する可能性がある」と語った。

一方、この日の総合株価指数は、先週末に比べ10.61ポイント(1.36%)安い767.92で取り引きを終え、4ヵ月ぶりに770ポイント台を割り込んだ。コスダック指数は、6日連続下落、7ヵ月ぶりに63ポイント台に落ち込んだ。

総合株価指数は、一部機関投資家の損切り(ロス・カット)と、個人の投売りで、一時755.81ポイントまで暴落したが、機関と外国人が買いに乗り出し、下落幅が縮まった。午前中、続落していたナスダック先物価格が、取り引き終了間際になって上昇に転じたのも、投資心理を呼び戻す要因となった。

コスダック指数は、1.90ポイント(2.89%)安い63.91ポイントで、年中最安値を更新した。指数は、この6日間11.7%も下落しており、年中最高値(94.30)に比べると32.5%も急落した。



金相哲 sckim007@donga.com