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シラク仏大統領暗殺未遂、極右の男逮捕

Posted July. 15, 2002 23:18,   

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5月の選挙で圧勝し再選を果たしたシラク仏大統領が掲げたのは、一に治安、二に治安だった。しかし、フランス革命記念日の14日午後3時頃、白昼の大通りで、それもパリ中心の凱旋門広場で起こった大統領暗殺未遂事件は、シラクの「治安第一主義」を不安にさせる。

▲40年ぶりの大統領暗殺未遂〓シラク大統領暗殺未遂は、1962年にOASという秘密極右団体のドゴール大統領暗殺未遂事件から、ちょうど40年後に起こった。暴力性向の精神病歴のある極右活動家マキシム・ブレヌリー容疑者(25)が、閲兵に向かうシラク大統領の車両に40〜50m離れた地点まで近づいて、22口径のライフル銃を発砲、すぐに周囲の観客に取り押さえられた。

最近フランス下院で、ラファラン首相の演説中に聴衆の一人が演壇に接近し、「最もすばらしい首相へ」と書かれたトロフィーを渡したことがあった。治安関係者らは「彼がもしテロリストで、持って行った品物が凶器や爆弾だったら・・・」と胸をなで下ろした。

シラク大統領は、暗殺されそうになったという事実を知らなかったが、報告を受けた後「本当か」と驚いたが、すぐに気を取り直したという。

▲犯人〓ブレヌリー容疑者は逮捕直後、精神疾患者施設に移送され、精神鑑定を受けている。彼は「世の中を変えたかった」「大統領を殺して、私の人生も終えるつもりだった」と意味不明な供述をしている。

サルコジ内相によると、ブレヌリー容疑者は、ネオナチに関係のある極右学生団体「連合防衛陣(GUD)」所属の活動家であり、暴力性向では仲間内でも有名な人物だという。警察はパリ南部イブリにあるブレヌリー容疑者の自宅を捜索したが、組織的テロと関係のある手がかり見つからなかった。



朴濟均 phark@donga.com