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鬱陵島・独島、国立公園指定へ

Posted August. 12, 2002 22:10,   

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珍しい動植物の棲息地として知られる鬱陵島(ウルルンド)と韓半島の最東端に位置する独島(日本名、竹島)が、早ければ04年「鬱陵島海上国立公園」に指定される見通しとなった。

環境部は鬱陵島と独島の優れた自然環境と独特な生態系を体系的に保存する一方、持続可能に利用するため、鬱陵島と独島、それからこの両島を結ぶ近くの海上など、約300平方キロメートルを国立公園に指定する計画だと、12日発表した。とくに日本との領有権紛争が続いている独島の国立公園指定計画は非常に意味深いことと評価される。

鬱陵島と独島が国立公園に指定されれば、88年に指定された全羅道霊厳郡月出山(チョンラド・ヨンアムグン・ウォルチュルサン)に次いで21番目の国立公園となり、閑麗水道(ハンリョスド)と多島海(タドヘ)に次ぎ、3番目の海上国立公園になる。

国立公園として指定された後は、本来の姿と生態系を破壊する行為をはじめ、指定された場所以外での商業行為、炊事、野営などが禁じられ、建築物の新築・増築と土地の形質変更、鉱物採取も厳しく制限される。

環境部が昨年2回にわたって行った生体調査で、鬱陵島と独島では海洋と陸上動植物が多様で、カミキリムシとうらぼし、わさびなど珍しい動植物が数多く棲息するなど、自然的・生態的に保存価値が高いと確認された。

環境部の関係者は、「国立公園指定に対して一部住民の反発があるだけに、一部集落地区と従来の開発地域は、用途地域上、行為規制がない密集集落地区に指定するか、または公園区域から取り除くことで、住民の苦情や私有財産権の侵害を最小限に止める」と述べた。

環境部は住民の意見を汲み上げる手続き、公園指定範囲と用途地区の設定、住民支援方策のとりまとめなどに、最低2年がかかるだけに、指定時期は早くても04年になるものとみている。



shchung@donga.com