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「1万ウォンは100ウォンに」韓国銀行、デノミを検討

「1万ウォンは100ウォンに」韓国銀行、デノミを検討

Posted November. 10, 2002 22:42,   

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貨幣単位を下げる貨幣改革(デノミネイション・denomination)が来年から本格的に推進され、早ければ2005年から、新しい貨幣が流通する可能性が浮上した。100対1のデノミネーションが施行されれば、現在の1万ウォンは、新しい貨幣の100ウォンに変わる。

だが政府と金融界の中には、貨幣単位の変更は多くの混乱を招く恐れがあり、むしろ10万ウォンの高額券を作る事が急務だと指摘する向きもあって、多くの議論が予想される。

韓国銀行は10日、銀行の自己あて小切手の一日発行枚数が516万枚もあって、発行費用が年間6000億ウォンに達していることから、今年中に「デノミネーション試案」をつくり、来年には公聴会と政府協議を経て、最終案を出すことにしたと明らかにした。

韓銀は、最終案が確定すれば、2年間の準備作業を経て、2005年から新しい貨幣を通用させることができると説明している。

新しい貨幣が通用しても2〜3年間は、旧貨幣を共に使い、△旧貨幣を新しい貨幣に変える時にとく名を保障し、△旧貨幣と新しい貨幣の2重価格表示制などの措置をとると韓銀は付け加えた。

韓銀の朴昇(パク・スン)総裁は、「国内貨幣の単位がドルなど国際通用貨幣と比較する際、過度に高くなり、社会的、心理的費用が日増しに高まっている」とし、「貨幣単位を下げることが在任中の主要な目標だ」と強調した。経済協力開発機構(OECD)加盟国30国の中で、対米ドル為替レートが4桁以上で表示される国は、韓国とトルコの2カ国に過ぎないというのが朴総裁の指摘だ。

デノミネーションを断行すれば、貨幣単位が下がり、高額券を発行する必要がなくなる。

韓銀によると、今年上半期の自己あて小切手は一日平均516万枚が発行され、99年の446万枚に比べて、29.3%増加している。

10万ウォンの小切手は、一日平均424万枚が発行され、99年の328万枚に比べて、29.3%増加し、全体発行枚数で占める比重も82.2%で、8.7%高くなった。

上半期に、自己あて小切手の取扱いに要した銀行の総費用は、2808億ウォンで年間では6000億ウォンに達すると推定される。

デノミネーションや高額券の発行は、韓銀が政府承認を得て推進する。



林奎振 mhjh22@donga.com