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「話す時、背景説明は不必要」ブッシュ大統領単独インタビュー

「話す時、背景説明は不必要」ブッシュ大統領単独インタビュー

Posted November. 19, 2002 22:50,   

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ブッシュ米大統領は、マスコミに単独インタビューの機会を与えないことで有名だ。最近では、ランニング愛好家らのための雑誌「ランナーズワールド」10月号と行った独占インタビューがほぼ唯一なほど。

しかし、同大統領は、ウオーターゲート事件の特ダネ記者である、ワシントンポスト紙のボブ・ウッドワード編集局次長にだけ、異例にここ1年間に3回の単独インタビューを許している。8月20日には、テキサス州クロファードにある自分の牧場にウッドワード局次長を招待し、2時間半にわたって、考えを率直に打ち明けた後、同局次長をジープに乗せて牧場の隅々を案内した。

ウッドワード局次長は新しい自著「戦争中のブッシュ(Bush At War)」の発刊に先立ち、19日付のワシントンポスト紙に、インタビュー内容をまとめて紹介した。

▲ブッシュ大統領の外交観〓ブッシュ大統領は、米国は戦略的な問題のみならず人道主義的問題も解決しなければならないと語った。

「わたしは、人々がわれわれを征服者ではなく解放者として見て欲しいと思っている」

同大統領は、イラクや朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と対決しなければならない必要性の根底には、人道主義的な関心もあると話した。

「金正日(キム・ジョンイル)を倒すためには、財政的な負担が途方もなく大きいために、あまり速く動き過ぎてはならないと、人々は話す。だが、誰が気にするものか。わたしは、そうした主張を信じない。あなたが自由を信じ、人間の条件を心配するかどうか(の問題)である」

▲ブッシュ大統領の大統領論〓「大統領はせき髄のカルシウムでなければならない。わたしが弱ければチーム全体が弱くなる。わたしが疑問を抱くと、雲のように疑問が裂けるすき間ができてしまう」

「わたしは司令官だ。わたしが、何かを話した時、何故そのように話したのかについて説明する必要はない。それが大統領という職業の興味深い点だ。おそらく、他の人々は、わたしに説明しなければならない必要があるだろう」

「大統領のもう一つの仕事は、質問を投げかけることだ。時には、不必要な質問もあるが、それにもかかわらず、わたしは尋ねるのをちゅうちょしない。わたしにとって、馬鹿げた質問などはない」

▲ブッシュ大統領の言論観〓「わたしは、新聞の社説を読まない。放送で専門家とか、大佐だったとかいって、騒いでいるのを見たりしない。これらはすべて、わたしにとっては背景騒音となる」

しかし、彼は悟った。すべての人々が同大統領のように、テレビや新聞を無視することはできないということを。

「国家安全保障委員会(NSC)のタフな人々も、マスコミが彼らについて報じることに影響されていた」

▲ブッシュ大統領の権力分割〓父親のジョージ・ブッシュが大統領だった時代、ホワイトハウスのジョン・スヌヌ秘書室長がすざましいパワーを振る舞い、大統領にへの接近を規制したのを見守っていた彼は「権力に対する接近自体が権力(Access is power)」ということを知っている。ゆえに、1〜2人が権力を独占するのを防ぐために、ホワイトハウスの主要人物を5人で組織した。5人は、ライス外交安保補佐官、ヒュース前公報局長、ローブ政治補佐官、カード秘書室長、フライシャー報道官。彼らはどんな瞬間でも同大統領に会うことができる。

▲ローラ夫人の心配〓インタビューの後半にローラ・ブッシュ夫人が合流し対話を交わした。ローラ夫人は、ブッシュ大統領がテロリストらに、過度に強い語法を駆使していることについて懸念の意を示した。

「あなた『殺してでも生かしてでも逮捕してくるように』などと言ったコメントはしないほうが良いと思うわ」「何故?」(ブッシュ大統領)

「ただ、嫌だから」(ローラ夫人)

「何故?」」(ブッシュ大統領)

「ただ、わたしの気持ちには訴えられるものがないからです。お願いだから、表現を柔らかくしてください、あなた」



洪銀澤 euntack@donga.com